宮澤やすみの仏像ブツブツ

12年に一度の特別開扉・目黒不動尊ご本尊

東京・目黒の古刹、目黒不動尊・瀧泉寺(りゅうせんじ)。秘仏のご本尊が開扉されまして行ってきました。

普段は秘仏なのですが、本尊の不動明王は酉年の守り本尊とされますので、酉年に特別に開扉されるというわけです。


平日でも多くの参拝者

お寺によると、開帳ではなく開扉(かいひ)と呼ぶとのこと。

そのとおりで、厨子の扉が開いていますが、帳が下りています。中から照明が当たってシルエットはよく見えます。

火焔の後背を背に、まっすぐ立っていて、右手に大きな剣を持っていて、左手は羂索(けんさく)という縄を持っている。不動明王の基本形ですね。

右手も左手も、肘を曲げているポーズなので、胸の辺に剣と羂索がならびます。

衣までは見えませんでしたが、左肩に衣の端が見えて、そこから条帛(じょうはく)という細い衣が胸に斜めにかかってる、ように見えるような見えないような・・・、という感じでした。

また、両腕からくるりと羽衣が舞っているようにも見えるし、火焔後背の炎のデザインのようにも見えます。

お顔はわかりません。

基本的に、まじまじと見るものではないですから、ディテールはこれくらいにしておきましょう。


五色のひもは御本尊とつながっている。両手に挟んで合掌

平日昼だったせいか、観光客はほとんどなく、静かに参拝している人が何人もいました。

「開扉(かいひ)」という言葉のつながりから、お寺では、

—当山は御開帳といわず御開扉(ごかいひ)といい その音韻から
十二年に一度の御開扉にお不動さまにお参りしご縁を結べば
次の酉年までの十二年間の災厄を「回避」するといわれます—

とのことです。

私は12年前の開扉のときにも参拝しましたが、この12年は個人的になかなか激動の時間でした。
仕事も私生活もパッしなかった2005年、そこから小唄(三味線)の師範になり、いろんな縁がつながって、音楽の仕事が充実。
ヨーロッパツアーや歌舞伎座出演、仏像バンドも結成しCDデビュー。テレビラジオに何度も呼んでいただくように。
これもお不動さまの縁でしょうか。私も酉年生まれということもあり、しっかり御礼参りさせていただきました。


開扉といえば、英語でいうと”Open The Door”。
この12年で私が世に生み出した最大の(?)作品が、”Open The Door”を連呼するこの一曲ではないでしょうか。
曲名は「ご開帳ブルース」ですが、今回だけ「ご開扉ブルース」と呼ぶことにしましょうか。

【御 開 扉 扉を開けて御簾越し 秘佛本尊 御影拝観】
期間:平成29年10月22日(日曜日)~10月29日(日曜日)
午前9時~午後5時
※ 最終日は午後三時護摩まで

 

境内の狛犬がまさに犬でかわいい。なぜ犬なのかはまたこんど


山王鳥居も再興。天台系神仏習合のシンボルです

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