宮澤やすみの仏像ブツブツ

日吉大社の紅葉はすごかった

びわ湖・大津の旅は三井寺から比叡山へ。その入り口にあるのが日吉大社です。
まずは写真をご覧いただければ、境内の空気が伝わるんじゃないでしょうか。


紅葉と巫女さんの緋袴が映えますね

朝の澄んだ空気の中、森に囲まれた境内を歩くのはとても気持ちいいです。仏像はないんだけど、訪れると何か充実した気持ちになります。


日吉大社は、西本宮と東本宮の二社がメインなのですが、まず西本宮へ。

西本宮は、天智天皇が大津宮を造るときに飛鳥・三輪山の神(大己貴神:おおなむちのかみ)を遷したというから、今から約1300年くらい前のこと。


西本宮。本殿のそばまで立ち入ることができる


広い境内を歩くと、宇佐宮や冒頭写真にあった白山宮、最期に東本宮に到着します。


東本宮。拝殿の前に樹下宮という摂社がある


ここのエリアで見逃せないのが、梛(なぎ)のご神木。雄と雌があって、夫婦和合の象徴として大切にされてます。
女性が雄梛を、男性が雌梛を参拝して、相手の幸せを祈ると良いそうですよ。


東本宮前にある雄梛


雌梛は本殿の横にある


東本宮は、西本宮より歴史が古く、約2100年前に、山の神である大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀ったとされます。きっと歴史の無い古代から地元の山の神として祀ったのが最初なんでしょう。日吉大社のルーツであります。


裏側の屋根のかたちが独特な日吉造社殿

東本宮、西本宮と発展した日吉大社は、さらにそこから100年くらいして、山の上に延暦寺ができますと、こんどは比叡山天台宗の守護神として、そして平安京の鬼門守護として信仰されることになります。


時代の移り変わりにあわせて、都の勢力と結びついていくわけですけど、そこから、この連載らしい(?)神仏習合のややこしい話が展開するんですよね。

さらに、あの目黒不動尊もからんできたりするんですけど(またかよ)、年末の大変なときにややこしい話を読みたくないと思うので、年明けにしたいと思います。

みなさま良いお年を!


(お知らせ)

1.
筆者・宮澤やすみが仏像の謎をキホンから解説します
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