韋駄天


 鬼を追いかけ、修行を妨げる魔障を取り除く天部一の俊足を持つ軍神

韋駄天(いだてん)とは?

 ヒンドゥー教の軍神・スカンダが前身といわれ、破壊神・シヴァの次男で歓喜天の弟とされています。仏教に取り入れられてからは四天王・増長天に従う八大将軍の1人として、仏法と寺院を護る守護神として信仰されるようになりました。

 鬼が釈迦の遺骨である仏舎利(ぶっしゃり)を盗んで須弥山に逃げた際、一瞬で1280万キロを駆け抜け取り戻したとされています。そのため足の速い人を「韋駄天」、早い走り方を「韋駄天走り」と呼ばれるようになりました。

ご利益

 修行を妨げる魔障を走ってきて取り除くとされ、寺院や僧侶の住居の守り神にされることがあります。また盗難・火難除け、身体健全(特に足腰)のご利益があるとされています。そして、釈迦のために食料を駆け巡って集めていたとされたことが「ご馳走」の由来となり、食に不自由をしないという功徳もあります。寺院の厨房に祀られることも多く、厨房守護、仏教守護のご利益がありますよ。

韋駄天(いだてん)の像容

 兜や鎧をつけた軍神に相応しい形で造られ、1面2臂の胸前で合掌し腕上に宝棒や宝剣を乗せているものが一般的です。

有名寺院と像

 ・京都府:泉涌寺舎利殿
 ・京都府:万福寺
 ・岐阜県:乙津寺

韋駄天(いだてん)の真言

 オン・イダテイタ・モコテイタ ソワカ

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