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温泉に「温泉寺」あり。その本尊は?

前記事で、パワースポットを温泉みたいに書きましたが、温泉寺という寺もあるんですよね。
なかでも有馬温泉の温泉寺さんはよかったです。
何がいいって、やはり「ブツが見られる!」ところですよね。

毎日本堂が開いていて、薬師如来をご本尊に、両脇には日光菩薩と月光(がっこう)菩薩、その隙間を十二神将がずらり立ち並びます。どれもわりと大きく迫力あり。
さらに、堂内両端には毘沙門天と釈迦如来もいるという豪華ラインナップです。


薬師如来とその仲間たちが勢ぞろい!

明治の神仏分離で衰微したとありますけど、立派なお堂(もともと寺の奥の院だったそう)に大きな仏像群があって、もう温泉そっちのけで釘付けになってしまいます。

ほとんどの像は、江戸時代くらいの作風に見えます(確証はないのでちがったらごめんなさい)。
一体だけ、十二神将の波夷羅(はいら)大将が鎌倉~室町期の作だそうで、重要文化財指定されています。そういわれてみるとキリリとかっこいいような印象です。


脇侍の月光菩薩さんはスラリと長身で小顔

寺伝によると、寺の創建は奈良時代の行基(東大寺大仏造立でも活躍した高僧)だそうです。
「道中で病人を助けたのがじつは薬師様だった」という伝説が、兵庫県のHPに出ています(その病人のワガママっぷりがすごくて、現代なら介護医療の問題でニュースになりそうなんですけどねw)。

薬師如来は、医王仏とも言いまして、病気を治してくれるご利益がある。だから、温泉場には薬師如来がぴったりですね。

薬師如来の両脇にいるのは、日光菩薩、月光菩薩と決まっています。
だいたいは、セクシーな女性っぽい姿に造られるんですけど、そもそも菩薩は男女の区別がないというか、もともとはインドの王子の姿だから男性であるはずなんですが、日光月光さんは美人の女性に見えます。

そういえば、以前近所の歯医者さんに行ったら、サーフィンとか好きそうな日焼けしたナイスガイのイケメン先生で、助手のおねえさん2人がものすごく美人でした。

やっぱり頼りがいのあるお医者さんには美人が付く、そういう図式は古来から変わっていないのでしょうか。

話は飛びますが、有馬温泉へ行く神戸電鉄がまたローカル線の雰囲気いっぱいで、電車好きとしても満足。

温泉よし、ブツよし、電車よし。
完全にわたしの趣味範囲が網羅されている(笑)それが有馬温泉。
電車はともかく、仏像ファンが温泉に行くなら、有馬温泉はいいかもしれないですね。


旅情をそそる車両でした

次に行ったのが、湯泉神社。やはり寺と神社は一体なのでした。この話は次回。

---おしらせ---

宮澤やすみの”仏像バンド”夏のライブ開催
【The Buttzの「NIPPON夏祭り」】
8月3日(金)18:30開場 19:00開演

宮澤のバンド、ザ・ブッツは、「寄木造」というタイトルの新曲を披露します!

相撲、昭和歌謡、そして仏像!
和モノ好きなバンドが集まる夏のイベントです。

●会場 喫茶・軽食グリーンアップル(東京・高円寺)
●料金 2500円+1オーダー

●出演
宮澤やすみ and The Buttz(仏像)
三上ナミと謎カンパニー(昭和)
THE PARTYS(相撲)

●詳細
http://yasumimiyazawa.com/buttz/summerfest.html