第２部　＃彫刻刀屋さんとつながりたい　第１回　色々な彫刻刀と出会いたいんです

こんにちは！　一笑仏工房の中の人、あんどぅ☆ななせです( ^ω^ )


これが時の狭間に現れる四次元工房の実態だ！

前回で物乞い仏師シリーズが一旦終了となりまして、今回からはちょっと気分を変えて、明るくサクッと

＃彫刻刀屋さんとつながりたい

をテーマにお送り致しま～す♪･:*+.\(( °ω° ))/.:+

いえね～。
やっぱり仏像彫刻で一番大切なものって彫刻刀なんですよ！
彫刻刀が無かったら何にもできない！
彫刻刀依存業界です！

今あんどぅ☆が使っている彫刻刀は、師匠の仏所経由で黒刃（彫刻刀の刃の部分）と柄の角材を購入して自分で作ったものです。
小学校の木版画なんかで使うような量産型の小さな彫刻刀とは、切れ味・切り心地が全然違います！


一緒に頑張ってきた、愛着のある道具です♪

あんどぅ☆の息子がお世話になっている親子会で、子供達に遊びを教えているおじさんがいるんですけどね。
その方、公園の滑り台をプールに変えちゃったりとか、かなり高度なDIYおじさんなんですけども。
（ちょっと何言ってるかわかりませんよね）
先日その人が「プロ用の彫刻刀が欲しい」と言うので、師匠の仏所経由で黒刃と柄の角材を購入し、作ってあげたんです。
そうしたらその方も、
「超いい！　切れ味が全然違う！　長切れもする！」
と大変喜んでくれまして…

それは良かったんですけど……
やっぱりね～～

刃物屋さんと自分でつながりたいじゃないですか！

彫刻刀の作り方自体は、「こういう風に削って、色を塗って、師匠の師匠から伝わる伝統の作り方なんですよ～」と説明出来るんですけど、刃がどこでどうやって作られているのか、どんなお店や職人さんがいるのかは未知の世界。
仏師の世界に入らず一人でやっていくには、その辺の知識やつながりも欲しいですし、
何より他にどんな素晴らしい彫刻刀があるのか知りたいです！

というわけで、
彫刻刀を探しに街に出ようー！　イエェーイ！！

……でも彫刻刀ってどこで売っているんでしょう？
それがわからないから滑り台プールおじさんも私に頼んできたわけで！

うーん。

東急HANDS？

売ってるけど……
HANDSで彫刻刀買う彫刻家ってなんかカッコ悪いし！
（すみませんディスってるわけじゃないですすみません）

何より、HANDSで購入出来たとしても、その先に広がりが無いですよねー。
四分の小刀はあるけど五厘の丸刀は無い、とか。種類に限りがあるし。
切れ味の感想を言ったり、カスタマイズしてもらったり、時にはお得意様としてサービスしてもらったりも出来ないし！

どうしたらいいの？
グーグル先生～！！

G先生「上野・浅草・合羽橋あたりに刃物屋さんがありそうだよ」

ほうほう……

刃物職人の世界。恐らくは狭くてニッチで高齢化した世界で、ネット情報が少ないのかも。
それに、恐らく彫刻家は師匠が使っているものを受け継ぐので、色々な刃物を使ってみようという人は少なく、情報が分断されているのかも……
となると、足で情報を稼ぐしかありません！　捜査は足だ！
まずは上野あたりを攻めてみますか～！

行くぞ～＼(^ω^)／

（続く）