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第2部 #彫刻刀屋さんとつながりたい 第15回 道刃物工業さんの研ぎ機「ミニハイスケアー」の使い方~上手に研いで木彫りを楽しもう(3、仕上げ編)

こんにちは!一笑仏工房の中の人、あんどぅ☆ななせです( ^ω^ )

・・・前回までのあらすじ・・・
未知の素晴らしい彫刻刀があるなら出会いたい!そして親しくお付き合い出来る彫刻刀屋さんと出会いたい!そんな思いを胸に、横のつながりが薄い彫刻界を横断して情報をゲットしようと右往左往。
あんどぅ☆とは因縁浅からぬミニハイスケアーを攻略するべく、彫刻刀メーカーの道刃物工業さんに取材し、荒研ぎまでやってみました。
・・・あらすじ終わり・・・

と言うわけで、前回から引き続き道刃物工業さんの研ぎ機、ミニハイスケアーを使った研ぎ方のご紹介です!
荒研ぎが終わって今回は、仕上げ研ぎの方法をご紹介します~

念のため…道刃物工業ホームページ
http://www.michihamono.co.jp




さぁ行ってみよ~!



■まずは研ぎの理論を理解せよ!
前回、荒砥(ダイヤケアー)を使って彫刻刀を荒研ぎし、「刃表まっすぐ!刃裏に少しカエリ(バリ)が出来ている状態」まで持っていきました。
ここまでちゃんと出来ていれば、あとは研ぎ機にササッと当てるだけなんですが…
ここでも重要なのが座学です!
研ぎの理論をよ~く理解して正しいゴールに進んで行きましょう!


まず、研ぎ機を買った人で、
「研ぎ機に当てれば当てるほど切れ味が良くなるんだ!」
と思っている方がいますが…

それは大きな誤解です!



「切れ味」は「研いだ時間」に比例する…
のではなく!


切れ味は仕上げ研ぎのある時点を過ぎると、落ちて行きます!


何故ならば~研ぎ機は当てすぎると、彫刻刀が切れない時の要素である「丸っ刃」が進行してしまうからです。



■研ぎ機への刃の当て方を理解せよ!

次に道刃物工業さん公式資料をご覧ください。
刃の表側をバフに当てて研ぐんですが、その時の当て方が超重要です!



左の図のように刃を寝かせた状態から、右の図のように段々と刃を起こしていって、刃表全体がバフにピッタリと付く位置でストップ!
そのまま1~2秒、バフに当てます。
ここ、かなり重要なポイントです!


悪い当て方でいくらバフに当てても研げません!





■まとめ
お分かりいただけましたか?
研ぎ機に刃を当てるときのポイントは、

1、刃を寝かせすぎない
2、刃を立てすぎない
3、刃を当てすぎない



以上、しっかり頭に入れておいてくださいね!




ではでは、次回は実際に研ぎ機(ミニハイスケアー)を使って研いでみましょう~




お尻へのこだわり♪


続く!