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第3部 幸せって何だか、わかったよ 番外編 「帰ってきたアップデートする仏教」に参加して来ました!「瞑想に大事な心構え」と「地獄のにおいを思い出した」とは…(2)

 

こんにちは!一笑仏工房の中の人、あんどぅ☆ななせです( ^ω^ )

今回は前回に引き続き「幸せって何だか、わかったよ」番外編のイベントレポートということで、2020年1月23日に目黒不動尊にて行われたイベント「帰ってきたアップデートする仏教」に参加して気付いたことをお届けして行きます~!

 

今をときめくカリスマ僧侶!?「アップデートする仏教」を提唱してきた藤田一照さんと山下良道さん。

 

イベント後半はお二人の対談。テーマは確か…「不可思議」について、だったかな!?

まあ、もともとイベント告知の時は「テーマ未定」とのことでしたし、多分ほとんどテーマなんて決めていなかったのでしょう!

だってお二人で話していると何だって面白くなっちゃうんです(^ ^)

一途な良道さんの話に対して、自分のポジションを自在に変えながら巧みに突っ込んでくる一照さん。

真面目な良道さんと不真面目な一照さん、

あるいは不器用な良道さんと器用な一照さん?

もう永遠に話してくれそうだし、永遠に聞いていたくなります!

 

対談後は質疑応答の時間がありました。

そこで私もめちゃめちゃ恥ずかしかったのですが、ずっと聞きたかったことを聞いて見ました!

 

あんどぅ~「ここ最近自分なりに毎朝瞑想に取り組んでいるんですが、いまいち効果があるのか無いのかよくわかりません。今回初めてこういう会に参加しましたが、先ほどの山下良道先生の瞑想ワークショップも、出来たのか出来てないのかよくわかりませんでした。瞑想の時の慈悲というのが自分にはよくわかりません。慈悲ってどういう感じなのでしょうか?暖かい気持ちとか、そういう感情とは違うものだと思うのですが…。こんな感じで今後も自分なりに瞑想に取り組んでも無駄でしょうか?でも瞑想会に頻繁に参加するのは今の自分の生活だと難しいんです…」

 

もーーー!!こういう自分勝手に瞑想に取り組む輩が一番嫌な客じゃないっすか!?はずかちっ!!

しかしっ!私はこのイベントで一番求められている一般人という貴重な客に違いないのだぁっ!!堂々と質問するのだぁっ!!

 



 

 

 

 

実際はどもりどもり照れ笑いしまくりで質問しましたが、こんな私にもお二人は丁寧に答えてくださいました(T_T)

山下良道さんのお答えは、「出来ているのか出来ていないのかわからないのなら、出来ていないのでしょう」ということでした。慈悲の瞑想で至る慈悲というのはそれを掘り当てたらはっきりとわかる湧き水のようなものなのだそうです。

やはり瞑想会に参加して、現場に行ってみないとわからないよ!とのことでした。

 

 

ですよねー(T_T)

 

 

対する藤田一照さんのお答えは、少し角度を変えたものでした。

瞑想というのは、取り組む時の心構えがとても大切なんだそうです。

本には瞑想のやり方は書いてあるけど、心構えについては書いてない。

まず、瞑想して起こることは「未知」のことなんだ、という心構え。

「わかっていることをやろうとしても、わかっていることしか起こらない」

 

…(°Д°)ハッ!!

 

 

普段の私たちは、何をするにも「意味」「成果」「定義」を求めますよね。

「こんなことして何の意味がある?」とか、「こんなことしても無駄じゃない?」「これって何なの?」とか、いつも何をするにも思ってしまいますよね。

でも瞑想は、そういう私たちの在り方の真逆を行くものなんです。

手に取ろうとしたら手に取れない、でも手を開けばスッと入って来る、未知の世界。

まるで3D立体視のように、見ようとしたら見えないけれど、見ようとしなければ見えてくる。

 

 

ですって!なんか間違って伝えていたらいけないので詳しくはお二人の著書を読んだり会に参加したりしてみてくださいね!!!

 

 

一照さんはそんな風に、一人で瞑想に取り組む私を応援してくれているんだなぁ…と有り難い気持ちでいっぱいになりました(T_T)

 

 

あと一つ、対談の中で印象に残った話があります。

山下良道さんは、最近WEEKLY OCHIAIという落合陽一の動画配信番組のゲストに呼ばれて対談したそうで、その時に「スペック地獄」という話題があがったそうです。

(ちなみにこの対談超絶面白かったです!WEEKLY OCHIAIの2019年の最後のやつ!見て!)

それについて良道さんが「久しぶりに地獄のにおいを思い出した」と言っていたのが妙に心に残りました。

 

スペック地獄…。

つまり何に対してもスペックが高い低いで評価するってことですよね。

今の若者って、合コンしなくなってると聞いたことがあります。

合コンってコストが高いんです。せっかく時間割いてお金使って飲み会しても合う人に会えないで終わることもある。それよりも、マッチングアプリでスペックが高い人を探してコンタクトを取ったほうが、時間的精神的もろもろのコストが低い。

レストランに行くときは、ぐるなびで高評価の店に行けば美味しいものを食べるためのコストが低い。

買い物はAmazonでおすすめされるレビューの評価が高いものを選べばコストが低い。

スペック、おすすめ、高評価…

 

いいね!

確かに地獄のにおいがするね!!

 

そして多分ですが、良道さんはご自身が仏道に進まれる前の、受験勉強的な勉強だけで評価される地獄に生きていたときの感覚を思い出した、と言っているんじゃないかな…と思ったんです。

 

 

そういえば私にも、地獄を生きていた時代がありました(・∀・)

 

インド人と結婚していた頃…

金遣いが荒くて見栄っ張りのその人のために、私は消費者金融で300万円ほどの借金を抱えていました。当時は今では違法になっているほどの高金利ですよ。

昼間は出会い系サイトのサクラのバイトをし、夜は夜勤でホテルのフロント業務という過酷な労働の日々。

それでも毎月の返済は利息分しか返せない。

働いても働いても借金は減っていかない…

そしてある朝、夜勤を終えて家に帰ると長い髪の女が夫と寝ているという。

彼女と「仲良く」一緒に暮らした数年間の地獄…

どんなに後悔しても取り返しのつかない失敗というものがあるのだと知り、

「もう一生心から笑えることは無いんだろうな」と思っていました。

 

なんか、こう書いてみると笑っちゃいますねw

今思えば、何で自分からそんな地獄に生きていたんだって話ですよ。

さっさと逃げれば良かったのに。

何を守っていたんですかね。

 

そんな地獄から、あるきっかけで逃げ出すことが出来て、なぜか今は仏師になり、それなりに心穏やかに生きています。



 

 

 

 

そう思うと、瞑想だなんだって言うけど、実際の人生の地獄に対してどれほどの意味があるんだって思うよね。

目を瞑るよりも前に、今目の前にある地獄から逃げ出すのがまず一番先にするべきことじゃん!

 

山下良道さんだって、かつての地獄から抜け出さず、仏道を歩まず、会社員か何かになっていたら、どんなに瞑想頑張っても今の良道さんのような落ち着きは得られなかったんじゃないかなあ?

「瞑想でストレスを軽減しながら頑張って生きている会社員」になっていたかもしれないよね。

 

今の良道さんを形作っているのは、瞑想で得られた視点よりも、僧侶になったこと自体のほうがデカイんじゃないかなあ?

瞑想よりも、自分の心に従う生活をすることが大事なんじゃ?

もっと言えば、自分の心に従う生活が出来ているなら瞑想しなくてもいいんじゃ?

 

とかね。思ってしまったんですけども。

 

だからね!私もこれまで通り瞑想への取り組みは続けていきたいんですけど、自分の心に従う生活をするように、まずは心がけようと思うんです!

そして私以外の全ての人も、全ての生物も、自分の心に従った生活が出来るといいなと思います。

これが慈悲の心なのかなあ。

生きとし生けるものが幸せでありますように( ^ω^ )