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- 小出遥子のさとり探究記
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第二部 連載20回目 あったかくて、やわらかくて、ひろがっていく
「さとり」ってなんですか?
と問われたら、
「仏とともにあること」
と答えます。
「仏とともにあること」とはどういうことですか?
と問われたら、
「いま・ここ・自分を生きること」
と答えます。
「いま・ここ・自分を生きること」とは?
と問われたら、
「あたまだけでなく、からだまるごとで生きること」
と答えます。
あたまだけでなく、からだまるごとで生きているとき、私たちは、
「あたまはクールで、おなかはぽかぽか」という状態になります。
おへその下のあたりが、
じんわりとあたたかくて、
ふんわりとやわらかくて、
どこまでもひろがっていくような……
そんな感覚があるとき、
私たちは、まぎれもなく、「いま・ここ・自分」を生きています。
いくつかの選択肢を前に迷ってしまうときは、
自分のおなかに聞いてみましょう。
「あったかくて、やわらかくて、ひろがっていく」ような感覚がある選択肢が、
そのときの自分にとっての「正解」です。
仏が指し示した道が、それなのです。
いつ、何時でも、「仏とともにある」感覚。
「仏が道を指し示してくれる」という大きな信頼感。
これ以上に心強いことってないですよ。
仏さまと仲良くなりたいなら、自分のおなかあたりの感覚を探ることから。
生真面目になりすぎないように、リラックスして、やってみてくださいね。
次回へ続きます!