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第三部 連載47回目 「気持ちよさ」ではなく「心地よさ」を基準に動こう

みなさん、こんにちは!
さて、これまでは「さとり」を実際に体感するワークのやり方の解説や、
その補足説明をしてきましたが、
ここからは第三部の「総仕上げ」ということで、
日常生活の中で、いかに「さとり」を実感するか、
具体的に言えば、いかに「こころ」を「おなか」におさめて生きていくか、
そういったお話をしていきたいと思っています。
日常の中で、「さとり」を実感するポイントはただひとつ。
「あたま」で考える「気持ちよさ」ではなく、
「おなか」で感じる「心地よさ」を基準に、物事を選びとっていくこと!
「気持ちよさ」と「心地よさ」って、別物なんですよ。
「気持ちよさ」は、どちらかと言えば「あたま」寄りの感覚。
一方、「心地よさ」は、完全に「おなか」寄りの感覚です。
「気持ちよさ」には、損得勘定や私利私欲などの雑念が入り込みやすい。
前回の記事に結びつければ、「気持ちよさ」は「自力」からくる感覚と言えます。
一方、「心地よさ」は「他力」からやってきます。
「心地よさ」は、他者や世界とのつながりの中で、おのずと生じるものだからです。
その分、しなやかで強いのです。
生きていくなかで選択肢を前に悩んでしまうときは、
じっと、自分のおなかの感覚を探っていきましょう。
おなかのあたりに、「あたたかくて」「やわらかくて」「ひろがっていく」感覚が生じるような選択肢を選べば、
結果として、大きなつながりの中に「生かされている」自分にも気づきやすくなるでしょう。
これこそが、「さとり」の感覚です。
この連載の中でも何度も繰り返していますが、
「さとり」って、ほんとうに、まったく難しい話ではないんです。
ただただ地道に、愚直に、自分の「おなか」の「心地よさ」を大切に生きていくこと。
それが、そのまま「さとり」を生きていくことにつながっていきます。
日々是実践です。
一緒に、やっていきましょう。
次回へ続きます!
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