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三面大黒天

仏像ワールドさんが出している「三面大黒天」。

そもそも、なんで三面なんでしょうか?

ぼくは子供の頃、法隆寺の暗い金堂で釈迦三尊像を見て

「スーパーロボットがいる!」

と思った原体験があります。一見荒唐無稽なこの感覚、あながちデタラメじゃないんです。

仏像は、変形合体するんですよね。

その一例が、三面大黒。

日本の古い信仰って、八百万(やおよろず)のカミや仏、そこに道教や陰陽道なんかもぐっちゃぐちゃに入り混じって成り立ってます。

カミと仏のイメージが交錯して、仏像もどんどん変形体や亜種、進化系ができるという時代がありました。神仏習合の時代です。

三面大黒も、そうした時代に生まれた変形型ですが、なんせ昔の話だし、仏教の偉い人の行いから発生したものだから、なんで三面になったのか、明快で論理的な理由はありません。

そうはいっても、単なるデタラメや気まぐれでもなくて、よーく調べてみると、不思議と論理的につながるものがあるんですよね。

ぼくは、仏像を入り口として、古い日本の信仰システムを調べてきました。
絡まった糸をほどくような作業をしてみると、日本人の心のルーツが見えてくるような気がします。

このブログで、どこまで突っ込めるかわかりませんが、これから先、こうした仏像謎解き話なんかも少しずつ書いていけたらと思います。少しずつ、ね。


これが三面大黒天!