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高千穂神社の薬師如来

秋の旅行シーズン。大分ツアー(前記事)と合わせて、宮崎・高千穂神社にも行ってきました。

ここは、天孫降臨の地とされ、古事記の神話が息づく、神社ファンや古事記ファンにはおなじみの場所。

しかし、ここにも仏像がいるんです!

しかも、高千穂神社の宮司さん直々に教えてくださった、とっておきの薬師堂!

現在は、神社と道路を挟んだ集落内に、簡素な建物があってそこに安置されています。 素朴な薬師さん、両脇には不動明王、毘沙門天もいます。どれも白木の素朴な作りで、ちょっとかわいらしい顔つきですね。


素朴ながらいい顔してます!


民家にまぎれてひっそりと佇む

奈良時代から幕末までのおよそ1200年間は、日本のカミと仏教のホトケが一緒に祀られていた時代。いわゆる神仏習合の時代です。 そのころは、神社を管理するためのお寺=神宮寺というものが建てられて、神社の運営を担っていたそう。上の写真は、その神宮寺にあった仏像たちです。

その後、明治の神仏分離政策で神宮寺は廃止、仏像の処分もだいぶあったことでしょう。 でも、いくつかの仏像は、当時の人の手で守られました。

そりゃやっぱりね、国の方針だからといって、それまで大事にしてきた仏像を、ハイそうですかと捨てるわけにもねえ。なかなかそう簡単にいかないってのが人情ですよねえ。 ある意味、歴史の証人でもあるのだし。

そんなわけで、これらの素朴な仏像さんたちは、現在も高千穂神社さんの管理のもと、ひっそりと町を見守っています。

神仏習合、神仏分離の話はじつに深いです。これからも追っていきたいと思います。

(追伸) 前回の八王子に続き、この高千穂神社さんでも、ワタクシ奉納演奏させていただきました! 新聞記事にもなったので見てください~  ↓ 【三味線で自作曲奉納「歌う神仏研究家」宮沢さん】 http://mainichi.jp/articles/20161110/ddl/k45/040/307000c


本殿にて新曲「高千穂の旅」を初披露!