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仏像鑑賞のキホンの地?

滋賀県、長浜市での出演を終えて、その足で奈良に向かいました。

ひっさびさの、仕事抜きプライベート旅。
基本に還る旅でした。


「夕焼けの法華堂」という歌にもした仏の殿堂を再訪

東大寺法華堂は、東大寺の前身、金光明寺として建立されまして、仏都・奈良の原点ともいえますね。
仏像もすごい。どれも3~4mある圧巻の存在感。

金剛力士(裸じゃなく鎧を着てる)、四天王、梵天帝釈天のみなさんが、まあみんな揃いも揃ってコワモテなこと(笑)。
その中心に立つのが、不空羂索(ふくうけんさく)観音菩薩。
観音さんは「慈悲の仏」というのが基本設定のはずですが、この観音さんは慈悲の優しいイメージとはちがい、ちょっと近寄りがたい怖さがある。
怖さというか、畏怖の念といいますか。

なんでも天平の時代、朝敵を呪うために造立されたという云われもあったりしまして。昔の時代は、敵を平定するのにも仏像に頼ったのでした(そのへんの話は、年明けから早稲田大学エクステンションセンターで講義します)。

それが今では、コワモテ集団もいかつい観音さんも、冬の静かな午後のひとときに、すっかりリラックスされているようでした。

以前より表情がおだやかに見えたのは、自分がオフでリラックスしていたからでしょうか。
仏像って、自分の状態によって印象が変わるんですよね。

だから、一度観た仏像でも何度も逢いに行きたくなるのです。

(20秒動画)隣の二月堂は、お水取りで有名。鹿さんもリラックス