仏像ファンでない人にも届く「仏像ライブ」

「東寺展」が開催中の上野ですが、先日は、上野公園内で開催された「日本伝統文化フェスタ」という大きなイベントで出演させていただきました。

私がやっている”仏像バンド”こと「宮澤やすみ and The Buttz」による、仏像ライブでございます。


トーハクをバックに演奏させていただきました

イベント自体は、各地の名産を競うように出店が並び、来場者はビール片手にのんびりしています。
ふだん仏像なんかまったく気にしていないであろう人たちに向けて、仏像を歌うわけです。

しかし、音楽というのは不思議なもので、べつに仏像がどうのこうのという話をせずとも、歌の力と音楽のリズムで、みんな興味深く聴いてくれるんですよね。
若いご夫婦も、たまたま来ていた女子グループも、酔っぱらったおじちゃん達も、楽しく手拍子してくれました。

演奏したのは、寄木造の部材を擬人化して歌詞にした「寄木造」。令和の時代に昭和歌謡ロックのノリで、幅広い人たちが手拍子合わせてくれましたよ。

上野の不忍池は琵琶湖を模している、そんなところから、びわ湖湖北の観音めぐりを歌った「長浜春秋」は旅情たっぷり。

おなじみの「ご開帳ブルース」では外国人観光客もノリノリ。


特設ステージでアコースティックライブ

我々の背景にはど～んと東京国立博物館。「ここで今、京都の国宝が見れますよ」ということで、東寺展にまつわる歌詞もアドリブで盛り込みました。

あれからバンドは今、レコーディング作業に入っています。新曲もあちこちで「仏像ライブ」したいと思います。


これからの「宮澤やすみ and The Buttz」にご注目ください


終演後はふたたび「東寺展」。帝釈天さんの写真が撮れるチャンスは6月2日まで！

参考：
日本伝統文化フェスタ
http://jtc-festa.com/

---おしらせ---

本コラム著者・宮澤やすみ出演

【「小唄かふぇ」Vol.26】
5月17日（金）20時
上野・御徒町　ワロスロード・カフェにて
ゲスト：山内菜々子（活動写真弁士）

昭和レトロな雰囲気いっぱいのカフェで、気軽に楽しむ三味線コンサート「小唄かふぇ」。
宮澤の小唄ソロ演奏のほか、ゲストコーナーは、今注目の「活動写真」をご紹介。
サイレント映画に、山内弁士が語りを付け、宮澤が三味線で演出します。
大河ドラマ「いだてん」や周防正行監督の新作でも注目される「活動写真」。
映画なのに生ライブ、それが活動写真の楽しさです。

詳細、ご予約はWEBサイト
http://yasumimiyazawa.com/koutacafe/