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天皇みずから「欣喜雀躍」!?仏像を楽しむ「仏像ライブ」

こんにちは。この連載で何度もご案内した「イスム仏像ライブ」を無事に終え、一気に風邪をひきました宮澤やすみです。

仏像ワールドの姉妹ブランド・イスム(イSム)の新作・百済観音の発売を機に開催された仏像トーク&ライブイベント。

多くの人に楽しんでもらいました!

通算6回目となるイベントですが、今回のテーマは「仏像の原点」。


イスム新作「百済観音」をご紹介!

仏教公伝を記す『日本書紀』にある、欽明天皇が初めて仏教と仏像を見た時のリアクションがおもしろいのです。
その言葉が、

 欣喜雀躍

「きんきじゃくやく」と読み、心がワクワクして、小躍りするさま、といった意味になる。

想像してください。

天皇みずから、「わーいわーい!」って、小躍りしちゃうんですよ……。
”わーい、今夜はハンバーグだ~”的な(笑)。
いやハンバーグは食べませんけども、雰囲気。

ピカピカの仏像が、どれだけ天皇をワクワクさせたか、ぼくら仏像ファンならその気持ちがよく分かるんじゃないでしょうか。

というわけで、天皇さえも躍らせた、仏像への「欣喜雀躍」を表現するのが我々”仏像バンド”こと、宮澤やすみ and The Buttz(ザ・ブッツ)なのです。


「欣喜雀躍」のトークで笑いが止まらない

この言葉を見つけたとき、バンドの方向性を説明できる魔法の言葉を見つけたと思いましたね。
仏像で心静かになるのもわかるけど、それだけじゃない側面があるんですよね。
だって、天皇が率先して雀躍しているのに、我々一般庶民が静かにしている場合ではないのです(足腰悪い人は心の中でだけ雀躍してくだされば)。

ライブでは、仏像の原点らしく、飛鳥系の歌をチョイス。

飛鳥寺を作った蘇我馬子の歌「馬子と石舞台」をひさしぶりに演奏。ぼく自身の最初期に書いた曲でもあります。

新曲は、主役の百済観音をモチーフにした「君はソウルメイト!百済観音」。


「馬子と石舞台」はまさに欣喜雀躍系・ロックンロールサウンド


寂しさを包む愛……百済観音テーマの新曲が好評でした

前記事に紹介したとおり、客仏としての寂しい立場に暖かい手をさしのべる歌。そんなポジティブなメッセージが届いたようで、「新曲、良かったです!」とお客さんから言葉をいただきました。

最後には、我々の新アルバム『末法思想』から、「寄木造」という歌。
木の部材を組み合わせてひとつのものができあがる、その喜びをこれまた雀躍系リズムで歌うブツソング。


新曲「寄木造」でみんな手拍子!

よく分からないと思うので、ぜひCDを聴いてください。
ネット販売はこちらから、さらに配信もする予定です。
【The Buttz CDアルバム購入】
http://yasumimiyazawa.com/buttz/buymappo.html


仏像ファンが集まって、楽しいひとときを過ごせました。

イスム表参道店のスタッフのみなさんも、どうもありがとうございました!


この4人が、”仏像バンド”こと宮澤やすみ and The Buttz(ザ・ブッツ)。ご来場ありがとうございました


主役はこの方。イスムの新作・百済観音



---おしらせ---

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