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未公開写真でつづる仏旅傑作選 立山編

”この連載も180回に届こうという回数を重ね、いろんなブツネタを書いてきました……”
神仏研究家・音楽家の宮澤やすみが、仏像とその周辺をブツブツ語る連載エッセイ。

こんにちは。まだまだ外出自粛のため、最近は近隣の飲食店のテイクアウトを楽しむようにしている宮澤やすみです。すぐ近所なのに一度も食べてなかった店が意外とおいしかったりして、収穫があります。

そんな中、この連載も180回に届こうという回数を重ね、いろんなブツネタを書いてきました。
取材に行けない昨今なので、これまでの「神回」(仏だけど)から未公開写真をご紹介します。

2018年10月に行った、富山の旅。立山信仰の取材で訪れた大岩山日石寺。
大迫力の「怖カワイイ」不動明王磨崖仏は、過去記事で紹介しました。


日石寺本堂内部。切り立つ岩に彫られた不動明王磨崖仏を覆うように建てられている

山門の仁王さんも、なかなか力強いながらどこか愛らしいお姿。


山門の仁王のうち吽形。わらじを持っている

前回もご紹介した「スケルトン五重塔」。壁が無い骨組みだけの五重塔です。


下から見るだけでは気付かないが骨組みだけ

スケルトンがよく見える写真は、過去記事をどうぞ。


ここからローカル線で立山登山の入り口方面へ移動すると、立山信仰の玄関口、芦峅寺(あしくらじ)があります。
ただし神仏分離により、雄山神社として存続しているもの。
写真は若宮。


うっそうとした木立に囲まれて神秘的なたたずまい

若宮社殿のすぐ前に、大きな杉の切り株があり、そこから若芽が出ている。
なんだか「風の谷のナウシカ」か「もののけ姫」の世界を彷彿させます。


朽ちた大木から伸びる新芽。生命のリレーとでもいいますか、生命力あふれる様子です


立山の旅の風景でした。

あとは、ここへ行くまでのローカル電車が、旅風情満載で心惹かれます。
この原稿を書いている現在は、まだまだ外出自粛のご時世。
思えば、もう1カ月半くらい、電車に乗っていません。
もう、どこでもいいからまた旅に出たいです!
知らない街の知らない電車に乗りたい。


田園風景と雄大な立山を見ながら進む

それでは、みなさま引き続きご無事でお過ごしください。

(過去記事)
暗闇の不動明王!立山の「怖カワイイ」摩崖仏
https://www.butuzou-world.com/column/miyazawa/20181030-2/


●おしらせ

本コラム筆者・宮澤やすみ最新作
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アルバムジャケットは飛鳥・橘寺の風景


宮澤やすみツイッター:https://twitter.com/yasumi_m