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聖林寺・国宝十一面観音菩薩の新しい観音堂プロジェクト
”いろいろな方向から国宝の美仏を拝める、仏像ファンにはたまらない設えになりそう……”
神仏研究家・音楽家の宮澤やすみが、仏像とその周辺をブツブツ語る連載エッセイ。
こんにちは。ただいまソロアルバム制作の最終段階に入っております宮澤やすみです。
楽曲のミックスとジャケットデザインが仕上がりつつあります。
さて、この連載で何度もご紹介している、奈良・聖林寺の十一面観音菩薩。
その美しさは、いろんな人によっていろんなメディアで語られています。
流麗なプロポーション、高い宗教性を感じさせる厳格な表情、それでいて全体から発される慈悲のぬくもり。
さらに、およそ1300年近い昔に造られ、その時々の人たちによって大切にされて、災禍をくぐりぬけ現代まで守られてきたというドラマ。
新観音堂建設のためクラウドファンディング実施中
仏像ファンのみならず日本の国宝として後世に残したい仏像です。
この連載の3月の記事で、初の「東京出張」、東京国立博物館での特別展をご紹介し、ついに東京で逢えると期待が高まったのですが、新型コロナのため延期となってしまいました。
で、現在も奈良・聖林寺にいらっしゃるわけですが、今、ここの観音堂が危ない状況になっています。
大地震を想定していない時代（昭和34年）のコンクリート建築で、老朽化のため亀裂が入っています。
このままだと倒壊の恐れがあるそう。
大地震がいつ来るか分かりませんが、いつかはきっと来るでしょうし、壊れてからでは遅いので、今のうちに観音堂を耐震工事と新しいデザインで改修するプロジェクトが始まりました。
新しいお堂の概要を、聖林寺さんからいただきました。
こんな感じで、360度どの方向からも観音さんを拝することができるのです。
”今まで見ることができなかった背面や、優雅な顔の表情はもちろん、衣のひだの自然な流れ、柔らかく表情豊かな手、指の造形など、あらゆる細部を360度どこからでも、間近に拝観することができるようになります。”
（レディーフォー「奈良・聖林寺｜国宝 十一面観音、観音堂改修のためのご支援を」WEBサイトより引用）
円形ドームの中に観音が立つ。新観音堂の完成予想図
さらに、前室を設けて、遠目からの参拝もできるとのことです。
近づいたり、離れたり、いろいろな方向から国宝の美仏を拝める、仏像ファンにはたまらない設えになりそうです。
現状の観音堂は昭和34年建築で、日本初のコンクリート製観音堂だそうです。
わたくし宮澤も聖林寺には何度も訪れ、このお堂でひとり、静かな空間でじっくり向き合ったものでしたが、新しい観音堂でさらに滞在時間が長くなりそうです。
現在の観音堂。写真提供：聖林寺
この新しい観音堂建築のための資金協力を募るクラウドファンディングが起ち上がっています。
3000円から支援できるので、気軽に観音とのご縁を結んでみてはいかがでしょうか？
微力ながらわたしも寄付しました。自分の支援が、未来につながっていくと思うとワクワクします。
それでは聴いてください。
ブルース・ブラザースで、Everybody Needs Somebody To Love。
【奈良・聖林寺｜国宝 十一面観音、観音堂改修のためのご支援を】
https://readyfor.jp/projects/shorinji
（過去記事）
聖林寺十一面観音から見える明治「神仏分離」と令和「緊急事態」の共通性
https://www.butuzou-world.com/column/miyazawa/20200602-2/
初の県外公開 特別展「国宝 聖林寺十一面観音－三輪山信仰のみほとけ」展
https://www.butuzou-world.com/column/miyazawa/20200303-2/
●おしらせ
本コラム筆者・宮澤やすみ出演
１．
【ひとりワロス Vol.2】
新型コロナで出番を失った宮澤やすみの、気ままなソロライブを配信。
三味線で洋楽カバーに懐かしポっプ。お江戸の小唄も。
11月11日（水）19：15～生配信。
※開演後いつでも見られます
https://youtu.be/ZZvZfcNx1Kk
※会場観覧も歓迎です（上野御徒町ワロスロードカフェ。18:30会場）
２．
本コラム筆者・宮澤やすみの”仏像バンド”ことThe Buttz（ザ・ブッツ）
新譜音源発売中
「日本書紀」成立1300年記念
飛鳥をテーマにしたミニアルバム『欣喜雀躍』。
ご購入いただけると活動存続の助けになります。応援よろしくお願いいたします。
↓↓↓
http://yasumimiyazawa.com/buttz/buybuttz.html
アルバムジャケットは飛鳥・橘寺の風景
宮澤やすみ公式サイト：http://yasumimiyazawa.com
宮澤やすみツイッター：https://twitter.com/yasumi_m
神仏研究家・音楽家の宮澤やすみが、仏像とその周辺をブツブツ語る連載エッセイ。
こんにちは。ただいまソロアルバム制作の最終段階に入っております宮澤やすみです。
楽曲のミックスとジャケットデザインが仕上がりつつあります。
さて、この連載で何度もご紹介している、奈良・聖林寺の十一面観音菩薩。
その美しさは、いろんな人によっていろんなメディアで語られています。
流麗なプロポーション、高い宗教性を感じさせる厳格な表情、それでいて全体から発される慈悲のぬくもり。
さらに、およそ1300年近い昔に造られ、その時々の人たちによって大切にされて、災禍をくぐりぬけ現代まで守られてきたというドラマ。
新観音堂建設のためクラウドファンディング実施中
仏像ファンのみならず日本の国宝として後世に残したい仏像です。
この連載の3月の記事で、初の「東京出張」、東京国立博物館での特別展をご紹介し、ついに東京で逢えると期待が高まったのですが、新型コロナのため延期となってしまいました。
で、現在も奈良・聖林寺にいらっしゃるわけですが、今、ここの観音堂が危ない状況になっています。
大地震を想定していない時代（昭和34年）のコンクリート建築で、老朽化のため亀裂が入っています。
このままだと倒壊の恐れがあるそう。
大地震がいつ来るか分かりませんが、いつかはきっと来るでしょうし、壊れてからでは遅いので、今のうちに観音堂を耐震工事と新しいデザインで改修するプロジェクトが始まりました。
新しいお堂の概要を、聖林寺さんからいただきました。
こんな感じで、360度どの方向からも観音さんを拝することができるのです。
”今まで見ることができなかった背面や、優雅な顔の表情はもちろん、衣のひだの自然な流れ、柔らかく表情豊かな手、指の造形など、あらゆる細部を360度どこからでも、間近に拝観することができるようになります。”
（レディーフォー「奈良・聖林寺｜国宝 十一面観音、観音堂改修のためのご支援を」WEBサイトより引用）
円形ドームの中に観音が立つ。新観音堂の完成予想図
さらに、前室を設けて、遠目からの参拝もできるとのことです。
近づいたり、離れたり、いろいろな方向から国宝の美仏を拝める、仏像ファンにはたまらない設えになりそうです。
現状の観音堂は昭和34年建築で、日本初のコンクリート製観音堂だそうです。
わたくし宮澤も聖林寺には何度も訪れ、このお堂でひとり、静かな空間でじっくり向き合ったものでしたが、新しい観音堂でさらに滞在時間が長くなりそうです。
現在の観音堂。写真提供：聖林寺
この新しい観音堂建築のための資金協力を募るクラウドファンディングが起ち上がっています。
3000円から支援できるので、気軽に観音とのご縁を結んでみてはいかがでしょうか？
微力ながらわたしも寄付しました。自分の支援が、未来につながっていくと思うとワクワクします。
それでは聴いてください。
ブルース・ブラザースで、Everybody Needs Somebody To Love。
【奈良・聖林寺｜国宝 十一面観音、観音堂改修のためのご支援を】
https://readyfor.jp/projects/shorinji
（過去記事）
聖林寺十一面観音から見える明治「神仏分離」と令和「緊急事態」の共通性
https://www.butuzou-world.com/column/miyazawa/20200602-2/
初の県外公開 特別展「国宝 聖林寺十一面観音－三輪山信仰のみほとけ」展
https://www.butuzou-world.com/column/miyazawa/20200303-2/
●おしらせ
本コラム筆者・宮澤やすみ出演
１．
【ひとりワロス Vol.2】
新型コロナで出番を失った宮澤やすみの、気ままなソロライブを配信。
三味線で洋楽カバーに懐かしポっプ。お江戸の小唄も。
11月11日（水）19：15～生配信。
※開演後いつでも見られます
https://youtu.be/ZZvZfcNx1Kk
※会場観覧も歓迎です（上野御徒町ワロスロードカフェ。18:30会場）
２．
本コラム筆者・宮澤やすみの”仏像バンド”ことThe Buttz（ザ・ブッツ）
新譜音源発売中
「日本書紀」成立1300年記念
飛鳥をテーマにしたミニアルバム『欣喜雀躍』。
ご購入いただけると活動存続の助けになります。応援よろしくお願いいたします。
↓↓↓
http://yasumimiyazawa.com/buttz/buybuttz.html
アルバムジャケットは飛鳥・橘寺の風景
宮澤やすみ公式サイト：http://yasumimiyazawa.com
宮澤やすみツイッター：https://twitter.com/yasumi_m
