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第303回 富山・高岡の誇り高岡大仏へ

”大仏を再建しようと地元の名士が立ち上がりますが--”
神仏研究家・音楽家の宮澤やすみが、仏像とその周辺をブツブツ語る連載エッセイ。

こんにちは。ザ・ブッツのライブ準備ですでにへとへとになっている宮澤やすみです。新アルバムも完成。早くみなさんに聴いて欲しいので、プレーヤー不要スマホで聴けるパッケージを作りました。

さて、この夏秋は活弁(活動写真)の上演仕事であちこち行かせてもらってますが(下記参照)、先日は富山公演でした。
その前に、仏像ファンには有名な高岡大仏に会いにいってきました。


市街地に忽然と現れる高岡大仏

思ったよりも大きいな。これが高岡大仏の第一印象でした。
像高7.43m。奈良の大仏のちょうど半分になります。
ただし台座(内部が回廊になっている)があるので全体で約16m。
だから、奈良の大仏を見上げるときと同じ首の曲げ方で、高岡大仏を見上げることになります。
 

間近で見上げるとこんな感じ

キホンのおさらいになりますが、印相(手のポーズ)を見ると、両手の指をまげて「OK」みたいな形にして、おなかのところで両手をくっつけている。これは「阿弥陀定印」といって、阿弥陀如来の座像の基本的な姿です。


阿弥陀如来の基本的な姿を踏襲

ここ高岡大仏を祀るお寺は、その名も「大仏寺(だいぶつじ)」。
阿弥陀如来を本尊とする浄土宗のお寺です。
関東の人は鎌倉大仏を思い出しますが、あの方も阿弥陀如来。印相もまったく同じです。
どちらも「イケメン大仏」として有名ですけど、どちらもキリッとした目鼻立ちですね。
高岡大仏は頭頂部の盛り上がり「肉髻(にっけい)」が薄いのが特徴といえるでしょうか。

観光案内サイトを見ると、さかんに「イケメン大仏」ともてはやされていますが、まあ観光プロモーションにはうってつけの存在ですよね。
鎌倉と高岡、イケメン度についてはそれぞれ好みがあると思うので、どっちがいいとかいう話はナシにしましょう(奈良はどうした)。

青銅製の大仏は、昭和8年(1933)に開眼。
明治33年(1900)の大火で焼失した大仏を再建しようと地元の名士が立ち上がりますが、そこからが長かった。
頭部だけは明治44年(1911)にはできていたんですが、大正期をはさんで開眼は昭和8年。ぜんぶで33年ほどかかってやっと完成に至ったそうです。


高岡、富山の人たちに愛される大仏

もともと高岡は古くから大仏とともに発展した町で、当初は13世紀に山中にできた大仏を、江戸初期1609年にこの地へ移設。
ずっと高岡の発展を見守ってきた存在です。

江戸末期と明治の2回、大火で焼け落ちましたがその都度再建。今に至っています。

その焼け落ちた、先代の大仏の頭だけが奇跡的に残っていて、台座内部の回廊に安置されています。
そのお顔もまた美しいものでした。
その姿は、次週ご紹介します。


大仏の背後にあったものとは……? 次週明らかに

それでは聴いてください。
レーナード・スキナードで「スイート・ホーム・アラバマ」。


この旅は、私が加わってる「映楽四重奏」による、活動写真公演によるものでした。
メンバーは田中まさよし(座長、太鼓)、上屋安由美(ピアノ)、山内菜々子(活動弁士)、宮澤やすみ(三味線、小唄)でお送りしました。


富山公演のポスター。次回は10/8-9 群馬公演です!



(参考)
高岡大仏
http://www.takaokadaibutsu.xyz/


---おしらせ---

本コラム筆者・宮澤やすみ関連情報

1.
宮澤やすみ「仏像ブツブツ」連載300回記念

【ザ・ブッツ新作アルバムレコ発ライブ】

宮澤やすみの”仏像バンド”The Buttzの新作発表を兼ねたお祝いライブです。
配信視聴も可能。どなたもぜひお越し&ご視聴ください。
(詳細)
http://yasumimiyazawa.com/live.html



2.
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宮澤やすみ公式サイト:http://yasumimiyazawa.com
宮澤やすみツイッター:https://twitter.com/yasumi_m