明王
愛染明王
東洋の恋愛の神様。愛欲を仏の悟りに変える力を持つ
愛染明王(あいぜんみょうおう)とは?
仏教では愛欲は煩悩の1つであり、煩悩を捨てることが悟りを開く道であるとされていました。しかし密教では「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という煩悩があるからこそ、人々から悟りを求める心が生まれると考えられています。その教えを象徴したのが愛染明王であり、愛欲・煩悩を悟りを求める心に導き、様々な悩みを救ってくれるとされています。
ちなみに戦国武将・直江兼継の頭兜には「愛」の文字の前立てがあることで有名です。「愛」の1字は愛染明王から取ったとする説があります。
ご利益
良縁、結婚成就、夫婦円満、無病息災、延命、戦勝、染物屋・水商売守護のご利益があるとされています。
愛染明王(あいぜんみょうおう)の像容
全身赤色で、3つの目に6本の手があるのが一般的です。西洋の愛の神・キューピッドと同じで弓矢を持っています。
有名寺院と像
・奈良県:西大寺
・京都府:仁和寺
・和歌山県:金剛峯寺
愛染明王(あいぜんみょうおう)の真言
オン・マカラギャ・バザロウシュニシャ・バザラサトバ・ジャクウン・バンコク