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瀧川 佐智子(たきがわ さちこ)

インタビュー動画

エピソード

能登半島の海沿いの道を抜け、日本の原風景のような静かな山あいの平地に、瀧川氏の制作現場はある。
「何もない所でしょう?」と微笑む瀧川氏だが、工房の大きな窓からは山と山の間に海が見え、
この優しい情景が温もりに満ちた作品につながるのだと納得させられた。
カン、カンと木を彫る音が響きわたる工房で誕生する瀧川氏のアート仏像は、優しさの中にも凛とした強さをたたえる。
それは井波彫刻の伝統と瀧川氏の感性と技術が融合した奇跡の賜物で、 一本の木を200本以上のノミを駆使して削り、
繊細に彫り上げていく。その過程はまるで木の中に棲む仏様を取り出すかのようであり、
空、山、海、すべてを一望できる工房から外を眺める瀧川氏の優しい後ろ姿と重なり印象深かった。