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三井寺三重塔の秘仏本尊はゴージャスだった

三井寺(園城寺)への旅。
とくに、三重塔のなかにいる、秘仏・宝冠釈迦如来が初公開だそうで、いってきました。


紅葉まっさかりの行楽シーズン

いや~美しい!

まず、境内の風景が、どこを撮っても絵になります。
紅葉ライトアップもやっていました。

お目当ての仏像は、江戸期の作で、奈良平安の古仏に比べれば新しい(?)作ではあります。
しかし、江戸時代といっても、元和9年(1623)だそうですから、およそ四百年前!
きれいな顔立ちで、育ちのよい貴公子といった感じの仏像でした。
セレブ系の仏像で「セレ仏」なんて言ったりします(笑)


一般公開は初だそうです

その姿は「宝冠釈迦如来」といって、お釈迦さまがきれいな冠をかぶり、胸飾りも付けているスタイル。
服の着こなしに注目すると、ふつうは右肩から胸をはだけていますが、このお釈迦さまは両肩に左右対称のかたちで布をまとっています。
こういう着こなし方を「通肩(つうけん)」といいます。
下半身のスカート(「裙(くん)」とか「裳(も)」とかいいます)をお腹のへんで結んでいるのも見えますね。

その衣は、流れるようなドレープを描いて、とてもやわらかそうです。とっても上質な絹なんでしょうか。


仏像は撮影NGですが看板には写真が

お釈迦さんといえば、ツブツブパンチパーマ(笑)の髪型に、胸元をガバッと開いたワイルドなスタイルが普通ですが、こうしたゴージャスで派手なスタイルも時々見かけます。
関東だと、鎌倉の円覚寺には立派な宝冠釈迦如来なんか有名。

このことを、三井寺のお坊さんに聞くことができました。

なぜ、お釈迦さんが冠かぶってるんでしょうか……?

「それは、法華経にそういう描写が書いてあるからじゃないでしょうか」

法華経には、お釈迦さまはどんなに飾っても飾りすぎることはない、といったような言葉があるそうです。

冠や胸飾りは菩薩が付けるアイテムですが、菩薩の姿ということなんでしょうか?

「いえ、菩薩形とはちがうと思います。諸説あると思うので、あくまで私の考えですが」

具体的な記述は見つかりませんでしたが、長い法華経のなかでも「如来寿量品」という巻には、仏の世界が宝や華できらびやかに飾られているといった文言があるので、そのあたりではないでしょうか。

法華経の世界では、人間として存在したリアルなシャカというより、時空を超えた根源的な仏の存在を説いていまして、(「久遠実成(くおんじつじょう)」というんですけど、興味ある人は調べてみてください)

そんなホトケを仏像で表現すると、やっぱりゴージャスに飾りたてたくなっちゃうんでしょうか。


正式には「園城寺」ですが三井寺で通ってる。その理由は次週!

ゴージャスシャカの謎。このへんも今後調べていきたいと思います。

それにしても、今回は京都にも行きましたが、晩秋の京都は混雑がシャレにならんレベル!
電車でちょっと県を超えたら静かなもの。こっちに逃げてきて正解でした(笑)

(お知らせ)

1.
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