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第5部 アダム・クーパーを作りたい! 第1回 仏像も好きだけどバレエも好き

こんにちは!一笑仏工房の中の人、あんどぅ☆ななせです( ^ω^ )
ちょっとちょっと~~聞いてくれます?
私ね、コロナの影響で2ヶ月ぐらい家族と家に引きこもることになったじゃないですか。
(2020年4月~5月のことですよ!)
その間にね、すごい出会いをしてしまったんですよぉぉおお!!!
前回で終活シリーズも終わってしまって、新しいシリーズでは何を書こうかなー、と色々考えたんですけど、
もう!私の頭はソレで一杯で!!他のネタなんて考えられなくて!!
だからちょっと聞いてくれます…?面白いかつまらないかわかりませんけども( ; ; )

長かった自粛生活。
まあ私の仕事なんて普段から引きこもって木をひたすら縮めてるわけですから、大して生活変わらないはずなんですけど、それでも大小の外の用事が全く無くなると、まぁ~~~時間に余裕がありまくりだったんですわ。
でね、「みんなでステイ・ホームが楽しめるようにこんな動画コンテンツを公開したよ!」とかいう有難い話も多かったじゃないですか。
星野源さんの「うちで踊ろう」とかね。
安倍晋三クンのコラボ動画なんてほんとに面白かったですよね!爆笑したわ~~。あの頃毎日安倍晋三クンのネタで笑ってましたわ(笑)
でねでね!
ある日「ナントカバレエ団が公演の動画をフリーで公開するよ!」という情報をネットニュースか何かで見たんですわ。
私ね~~、仏像も好きだけどバレエもめっちゃ好きなんですよ!
旬のバレエ団とかバレエダンサーに詳しいわけじゃないんですけど、テレビで見かけるとついつい見入ってしまったりね。
フィギュアスケートも好きっす。
小学校3年生ぐらいまでバレエを習っていたからかもしれませんが、美しい動きを見ていると自分も一緒に背筋がピンと伸びて踊っているような感覚になって、見とれてしまうんですよね~~!
私にとって仏像を好きな感覚とバレエやフィギュアスケートが好きな感覚って似ているんですけど…仏像好きな皆さんはどうですか?バレエも好きだったりしませんか?(^^;;

で~、普段は動画見る時間なんてあんまり無いんですけど、自粛期間中はいよいよ余裕が出来たので、
「そういやナントカバレエ団が動画を無料公開してるって言ってたなー。どこだっけ?」
なんて思いつつ、Youtubeを「バレエ 無料公開」とかで検索したわけですよ。

そうして出会ってしまったんです。
これに。



多分、バレエ好きな方なら当然知っている有名な作品なんでしょうけど、わたくし全く知らなかったので、まぁ~~~~衝撃でした!!
マシュー・ボーンのSwanLake
初演は1995年、この動画は2012年に撮影された舞台。
そして現在に至るまでさまざまなキャストで上演され、ブロードウェイにまで進出した世界的ヒットの大名作なんですのよ~~~!!!

是非一度見てみて欲しいんですけど、そんな時間無いという方のために一言で説明するなら、「白鳥を全部男のダンサーが演じた白鳥の湖」です。
白鳥の湖と言えば、ナヨッとしたガリガリのバレリーナ達が白いチュチュで一糸乱れぬ群舞を踊り、その前で白タイツのモッコリ王子とオデット姫がナヨナヨと踊るイメージじゃないですか!(ひどい。いえ古典の白鳥の湖も大好きですし大名作ですけどね)
それがですよ!!
群舞の白鳥が全部男!オデット姫にあたる白鳥も男!
あの有名な「ミーラシドレミードミード…」のテーマが流れる中、ムキムキで胸毛の白鳥が出てきたときはもうショックで爆笑してしまいましたわ!!
(私、感動と爆笑が同時に来るタイプなもんですみません)
でもね、本当に美しい動きとストーリーで…最後はやっぱり感動の涙涙でした。
王子と男の白鳥が熱いパ・ド・ドゥを踊るので、「ゲイの白鳥の湖」なんて言われたようですが、違うんですよ!
この作品の白鳥は力強い生命の象徴のような存在なんです!男が踊らないとダメなんです!
BLだー!とかいうことで喜んで見ていたわけじゃないんですよー!!!!…ハァハァ。



テーマは「報われない愛」と言われているようですが、本当にね、報われない話なんですよ…。
まあバッドエンドです。
思うんですけど、こういう、芸術的に強い作品でバッドエンドって体に悪くないですか?
「源氏物語」とかもそうなんですけど、読んでいるとどんどん心が暗く蝕まれていくんですよね~。
マシュー・ボーンのSwanLakeも、見た翌日は一日中頭の中に白鳥の音楽が流れますし、中毒症状があって何回でも見たくなる!
どんどん切ないような気持ち×100倍の感覚になって、ほんとに心身に悪いです!
芸術は体に悪い!でもこの痛めつけられる感じが心地よいのよ~~!!酒と一緒!!

で、このSwanLakeに出会ってからというもの、マシュー・ボーンの作品がもっと見たい!SwanLakeの初演から見たい!!
となりまして、早速DVDを購入。



左が初演版で、白鳥をアダム・クーパーという当時のロイヤル・バレエのプリンシパルが演じています。
右のがYoutubeで見たのと同じ2012年版。白鳥をリチャード・ウィンザーという超美しいゴロツキみたいな人が演じています。アッシュ・リンクス的な(通じないって)。
どちらも素晴らしいんですけど、特に初演版のアダム・クーパーの美しさと言ったら!!もう!!
大勢の白鳥の中にいても一際目を引く美しさ。体が大きくて手足が長いので動きが大きい!迫力!!

ああこの感動を誰かに伝えたい~~!!と興奮状態でFacebookに投稿したら、私の母と姉が
「で、リトル・ダンサーは見た?」と聞いてきやがりました。

は?「リトルダンサー」?見たこと無いけどイギリスの貧しい少年がバレエ習いたくて苦労する家族の絆でハートフルストーリーでしょ。
私ハートフルストーリーと家族もの苦手やねん。バレエつながりってだけで関係ない話せんといてや。私の感動を受け止めてくれよぉおおお!!
と、内心は反抗期の娘のようでしたが、母が「リトルダンサー」のDVDを貸してくれたので渋々見てました。
見るとやっぱり面白くて普通に感動しちゃうんですけど、問題はラストですよ。
主人公の少年が苦労してロイヤル・バレエ学校に入学し、大人になってバレエの公演に出るラスト。
舞台袖を行き交うダンサー達が…!あの衣装っ!!男の白鳥たちじゃないですか!!
え!これってマシュー・ボーンのSwanLakeの舞台なの!?!?
そしてまた袖でスタンバイしている白鳥…!アダム・クーパーじゃないですかぁぁあああ!!!
舞台に走り出していくアダム・クーパーの反重力的なジュッテ!!!目を見張る父親の顔アップで映画終了!!!
そ、そういうことかあああ!!
お母たまお姉たまごめんなちゃいいい!!!
私が悪うございましたあああ!!
感動をありがとおおおおおお!!!



というわけなんです(・∀・)
でね、私、アダム・クーパーを作りたいんです!!
(続く)