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第2部 #彫刻刀屋さんとつながりたい 第4回 宗意刃物店さんの彫刻刀
こんにちは! 一笑仏工房の中の人、あんどぅ☆ななせです( ^ω^ )
・・・前回までのあらすじ・・・
未知の素晴らしい彫刻刀があるなら出会いたい! そして親しくお付き合い出来る彫刻刀屋さんと出会いたい! そんな思いを胸に、横のつながりが薄い彫刻界を横断して情報をゲットしようと街に出ました。最初に向かった合羽橋の刃物屋さんの彫刻刀は仏像彫刻向きではなく、次なる場所へ向かいます。
・・・あらすじ終わり・・・
さて、次に向かった場所は…
宗意刃物店さん!
上野駅と稲荷町駅の真ん中ぐらい、浅草通り沿いにあるお店です。見るからに老舗!
浅草通りって、通称仏壇通りとも呼ばれていて、約50店もの仏壇屋さんがひしめいているんですよね。
核家族化が進んで、仏壇が無いお家も増えていると思うのですが、こんなにもたくさんの仏壇屋さんがどうやって生き残っているのでしょうか…
素朴な疑問を抱く人も多いようですが、人は必ず死に、死ねば何らかのモニュメントを必要とするわけで…やはり需要はあるんですよね!
あんどぅ☆のうちや実家にも仏壇はありませんが、考えて見るとまだうちも実家も死者を出したことが無いんです。
ばあちゃんちまで遡ると、必ず仏壇があります。
うちの親が団塊の世代なんで…今後10年~20年で、ばあちゃんちの仏壇を引き継ぐのか、モダンな仏壇を購入するのか、はたまた新しい様式にシフトするのか…多くの団塊ジュニア世代が選択を迫られ、それに伴って仏壇通りの様相も変わってくるのかもしれませんね…
ま、宗意刃物店さんは、そんな仏壇通りの彫刻刀屋さんですから、仏像彫刻に特化した彫刻刀を作っているに違いありません!
早速中に入ってみましょう~!
ババァ~ン!
仏像がお出迎えしてくれました。NHKで番組をやっていた先生の作品だとか…
宗意刃物店さんは、明治八年創業の超老舗。お店の中は小さい空間ですが、道具がビッシリ並んでいます! 彫刻刀は小さい物から大きい物まであらゆるサイズが揃っていますし、ノミ、カンナ、ノコギリも扱っています。
そうそう、仏像を作るにはカンナやノコギリも必要なんですよね~
柄付きの小道具、何でも揃いますね!
上段は黒刃(柄が付いてない刃)。店頭に無いものも、カタログにサイズがあれば注文できます。
奥から出てきた店主の女性(おそらく宗意さん)に話を聞いてみました!
東京の彫刻刀専門店は極端に少ないので、全国からお客さんが来るそうです。
今の彫刻刀はほとんどが複合材と言って、鋼と地金を機械で貼り合わせたものなんですが、宗意さんの刃物は職人さんが手打ちで合わせたもの。
やはり手打ちの方が切れ味が良いと言われているそうです!
もちろん、手作りが善で機械が悪、みたいな価値観が全てでは無いと思いますが、職人さんの腕によっては、コストに縛られない素晴らしい道具が出来上がるのでしょうね!
カンナにも色々なサイズがあります!
ノコギリも職人さんの手作りで、切り口がバサバサにならず、決まった薄さで綺麗に切れるそうです!
黒刃、4分の右小刀。トキメク~っ!
(しかし柄にするための角材は扱っていないそうなので、今回は柄付きを購入しました…)
宗意刃物さん、仏像彫刻のためのあらゆる彫刻刀が揃いますし、店主さんに色々と相談出来そうですし、
いきなり求める彫刻刀屋さんに出会ってしまったかもしれません!
しかし店主さんによると、職人さんが現在70歳ぐらいで、その方が亡くなってしまうと継ぐ人も無いとのこと…
見れば店主さんもだいぶお年を召した様子…
残念ながらこの厳しい資本主義社会、20年後には姿を消している可能性が高いのです…
「今のうちに買っておいてくださいね」by 店主さん
しょ、しょんなぁ…(;_;)
ご近所のこちら、特殊刃物店の光雲さんも数年前までは営業していたようですが…今は閉店していました…(涙)
誰か…誰か後継者になってくださいーっ!!!
真面目な話、そのためには政府に働きかけるとか、様々なお金を動かすための働きかけが必要で、実際そういうことをする余裕のある人がいないという罠。
…。
次回はそんな宗意刃物さんの彫刻刀の切れ味を試してみます♪
・・・前回までのあらすじ・・・
未知の素晴らしい彫刻刀があるなら出会いたい! そして親しくお付き合い出来る彫刻刀屋さんと出会いたい! そんな思いを胸に、横のつながりが薄い彫刻界を横断して情報をゲットしようと街に出ました。最初に向かった合羽橋の刃物屋さんの彫刻刀は仏像彫刻向きではなく、次なる場所へ向かいます。
・・・あらすじ終わり・・・
さて、次に向かった場所は…
宗意刃物店さん!
上野駅と稲荷町駅の真ん中ぐらい、浅草通り沿いにあるお店です。見るからに老舗!
浅草通りって、通称仏壇通りとも呼ばれていて、約50店もの仏壇屋さんがひしめいているんですよね。
核家族化が進んで、仏壇が無いお家も増えていると思うのですが、こんなにもたくさんの仏壇屋さんがどうやって生き残っているのでしょうか…
素朴な疑問を抱く人も多いようですが、人は必ず死に、死ねば何らかのモニュメントを必要とするわけで…やはり需要はあるんですよね!
あんどぅ☆のうちや実家にも仏壇はありませんが、考えて見るとまだうちも実家も死者を出したことが無いんです。
ばあちゃんちまで遡ると、必ず仏壇があります。
うちの親が団塊の世代なんで…今後10年~20年で、ばあちゃんちの仏壇を引き継ぐのか、モダンな仏壇を購入するのか、はたまた新しい様式にシフトするのか…多くの団塊ジュニア世代が選択を迫られ、それに伴って仏壇通りの様相も変わってくるのかもしれませんね…
ま、宗意刃物店さんは、そんな仏壇通りの彫刻刀屋さんですから、仏像彫刻に特化した彫刻刀を作っているに違いありません!
早速中に入ってみましょう~!
ババァ~ン!
仏像がお出迎えしてくれました。NHKで番組をやっていた先生の作品だとか…
宗意刃物店さんは、明治八年創業の超老舗。お店の中は小さい空間ですが、道具がビッシリ並んでいます! 彫刻刀は小さい物から大きい物まであらゆるサイズが揃っていますし、ノミ、カンナ、ノコギリも扱っています。
そうそう、仏像を作るにはカンナやノコギリも必要なんですよね~
柄付きの小道具、何でも揃いますね!
上段は黒刃(柄が付いてない刃)。店頭に無いものも、カタログにサイズがあれば注文できます。
奥から出てきた店主の女性(おそらく宗意さん)に話を聞いてみました!
東京の彫刻刀専門店は極端に少ないので、全国からお客さんが来るそうです。
今の彫刻刀はほとんどが複合材と言って、鋼と地金を機械で貼り合わせたものなんですが、宗意さんの刃物は職人さんが手打ちで合わせたもの。
やはり手打ちの方が切れ味が良いと言われているそうです!
もちろん、手作りが善で機械が悪、みたいな価値観が全てでは無いと思いますが、職人さんの腕によっては、コストに縛られない素晴らしい道具が出来上がるのでしょうね!
カンナにも色々なサイズがあります!
ノコギリも職人さんの手作りで、切り口がバサバサにならず、決まった薄さで綺麗に切れるそうです!
黒刃、4分の右小刀。トキメク~っ!
(しかし柄にするための角材は扱っていないそうなので、今回は柄付きを購入しました…)
宗意刃物さん、仏像彫刻のためのあらゆる彫刻刀が揃いますし、店主さんに色々と相談出来そうですし、
いきなり求める彫刻刀屋さんに出会ってしまったかもしれません!
しかし店主さんによると、職人さんが現在70歳ぐらいで、その方が亡くなってしまうと継ぐ人も無いとのこと…
見れば店主さんもだいぶお年を召した様子…
残念ながらこの厳しい資本主義社会、20年後には姿を消している可能性が高いのです…
「今のうちに買っておいてくださいね」by 店主さん
しょ、しょんなぁ…(;_;)
ご近所のこちら、特殊刃物店の光雲さんも数年前までは営業していたようですが…今は閉店していました…(涙)
誰か…誰か後継者になってくださいーっ!!!
真面目な話、そのためには政府に働きかけるとか、様々なお金を動かすための働きかけが必要で、実際そういうことをする余裕のある人がいないという罠。
…。
次回はそんな宗意刃物さんの彫刻刀の切れ味を試してみます♪