お問い合せ

営業時間:10:00~17:00 定休日:土日祝日

  • twitter
  • facebook
  • instagram
公式オンラインストア
お問合わせ メニュー
公式オンラインストア

第4部 そうだ、終活しよっ♪ 第8回 0葬と永遠葬とブラックホークダウンと私(中編)

こんにちは!一笑仏工房の中の人、あんどぅ☆ななせです( ^ω^ )

 

前回はほんとすみません!0葬も永遠葬もブラックホークダウンも出てこないまま、ダメンズウォーカーみたいな話で終わってしまいましたね(^◇^;)
で、このまま続けると今回もダメンズウォーカーで終わっちゃいそうなのでスピード上げて行きますね!
ツグミタンという強烈なキャラクターの人と出会って、その人が人生に行き詰まっていた私に励ましの言葉をくれて、それでも自分の状況が変わることなんて想像もつかなかった日々がどのように終わりを告げたのか、なんですが。

 

片足切断の大怪我をした旦那さんの見舞いのためインドに数週間行き、帰って来てまた日勤と夜勤で働いて借金を返し続ける日々を鬱々とやり過ごしていたところ。
夜勤をしていたツグミタンの会社のリーダーに、日勤に移るように言われました。夜勤でサーバー監視を続けるだけではステップアップ出来ない、日勤でちゃんと営業やコンサルを勉強して一人前の戦力になってくれ、ということだったようです。
当然私は日中は他の会社で働いているので断ると、いよいよツグミタンとリーダーと私で面談をすることになりました。その際のツグミタンからの指令は、「どうして昼も夜も働かないといけないのか、事情を説明して欲しい。結婚を証明できる戸籍謄本か何かの書類を持ってくるように」ということでした。

 

 

そして、小さな会議室で、私は自分の身の上話をかなり省略した形でツグミタンとリーダーに話すことになったんです。



 

 

あんどぅ「25歳のときに結婚したんですけど・・・」
ツグミタン「ずいぶん早いよね。なんで?」
あんどぅ「えっと・・・大学のときに芝居をやっていて、でもやめてしまって・・・」
ツグミタン「どうしてやめたの?」
あんどぅ「つらいばかりで、楽しいと思えなくなってしまったんですよね。」
ツグミタン「日本の中で、芸能のプロを目指している人がどれぐらいいるか知ってるか?!」
あんどぅ「・・・」
ツグミタン「その中で、食えてるのは何人か知ってるか!?」
あんどぅ「・・・」

 

 

(その後、しばらく芸事で食うことについての話が続く)

 

 

あんどぅ「で、結婚してから、旦那さんの事業がうまくいかないので私が働かないといけなくて」
ツグミタン「旦那さん何してる人なの?」
あんどぅ「レストランとか、輸出入ですかね・・・。レストランはうまくいかなくて閉めてしまって。今はまだインドの病院にいますけど、来月には日本に戻りたいと言ってます。」
ツグミタン「障害者の家族はどれぐらい金がかかるか知ってるのか!?」
あんどぅ「さぁ・・・でも、お金はなんとかすればなんとかなりますから」
ツグミタン「1000万だよ!どうやって稼ぐつもりだ?一緒に死ねばいいやなんて思っているんじゃないのか!?」
あんどぅ「・・・・」

 

 

(そうかもしれない・・・私はずっと死んでラクになりたいと思って来た・・・)

 

 

ツグミタン「自殺するといい来世はないぞ!」
(話を変えよう!)
あんどぅ「あ、これ大使館でもらった結婚の証明書です。戸籍謄本はとる時間が無かったので。インドって結婚の手続きが面倒で、証人を3人連れて大使館に行かないといけないんですよ。」

 

ツグミタンは英語で書かれたその書類をチラッと見ました。

 

ツグミタン「旦那さん、今何歳なの?」
あんどぅ「30歳ですかね、私と同い年です」
ツグミタン「ちょっと待てよ。この書類だと1980年生まれ、ななせさんの2こ下だろ!なんで自分の愛する人の年齢も知らないんだよ!」
あんどぅ「あ、それは・・・本当は1978年生まれなんですけど、パスポートは1980年で作っているので」ツグミタン「なんだよそれ!」
あんどぅ「インドではよくあることなんです。」

 

実際、私はそのインド人から、色々な面で有利になるためにパスポートを実際の生まれ年よりも若い年齢で作っていると聞いていました。

 

ツグミタン「インドでよくあるわけないだろ!そんなこと聞いたらまともなインド人が泣くぜ。インドはジュネーブ条約に加盟している国なんだよ。法治国家なんだよ!」
あんどぅ「・・・」
ツグミタン「本当は結婚してないんじゃないのか?」
あんどぅ「いえ、日本の役所にもちゃんと届け出してますし、法務局の審査もありましたから。」
ツグミタン「昔、うちにもいたよ。キャバ嬢に入れ込んで、キャバ嬢に貢ぐために給料上げろって言って来たやつ。そいつどうなったと思う?」
あんどぅ「さあ・・・やっぱり別れたんですかね・・・」
ツグミタン「あっさり捨てられて漫画喫茶で暮らしてるよ!」

 

そして、ツグミタンは会議室のあるフロア全体に響くような大声を張り上げました。

 

ツグミタン「ななせさん、目を覚ませぇぇえ!!ななせさんが稼げなくなったらどうなるか分かってるのか?」
あんどぅ「まあ、捨てられますかね・・・」
ツグミタン「そんな幻の旦那とは別れろ!このままいったらななせさん、多重人格になるぞ!それとももう始まってるのか?」
あんどぅ「自分で決めてやってることですし、別に不幸とかじゃないです。」
ツグミタン「ほんとにそうなのか?だったらななせさん、そんな影ないはずだよ!もっと笑顔で頑張っているはずだよ!」
あんどぅ「まあ・・・仕方ないです。そうするしかなかったというか、選択できなかったというか・・・」ツグミタン「そうするしかなかった!?そういうこと言うのがどんなに危険か分かってるのか?そんな配慮もできないのか!?」

 

ツグミタンは、過去の社員でツグミタンの会社に偽名で入り、社会保険証を作って金を借りたあげく逃げたやつがいるという話をしました。
私のような人間はそういうことをする可能性が十分にあると思われたのもしれません。社長なら当然の心配ですよね。

 

あんどぅ「でも・・・今こんな状況で・・・見捨てられないです。」
ツグミタン「ブラックホークダウンという映画を見たことがあるか!?」

 

昔の彼氏と見たことがあるような気はしたけど、そのとき詳しくは思い出せませんでした。戦争映画だったような?

 

ツグミタン「見捨てられないっていうのはな、ああいう状況で言っていいんだよ!」

 

 

 

はい、やっと出て来ましたね!ブラックホークダウン!

あれ?話をスピードアップするはずだったんじゃ!?また0葬も永遠葬も出て来てないじゃーん!!ブラックホークダウンって何なの!?

 

しかしもうお時間がいっぱいいっぱい…

次回に続く!