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第4部 そうだ、終活しよっ♪ 第9回 0葬と永遠葬とブラックホークダウンと私(後編)
こんにちは!一笑仏工房の中の人、あんどぅ☆ななせです( ^ω^ )
前回に引き続き、場所はとあるベンチャー企業の会議室。社長のツグミタンが私に数時間に渡る説教を続けています(^_^;)
ツグミタン「ブラックホークダウンという映画を見たことがあるか!?」
ツグミタンはホワイトボードに「no man left behind」と書きました。
誰一人取り残さない…
ツグミタン「見捨てられないっていうのはな、ああいう状況で言っていいんだよ!」
ここでブラックホークダウンという映画について説明しよう!
まあ一言で言うとリドリー・スコット監督の戦争映画です。
1993年にアメリカがソマリアの内戦に介入した際、30分程度で終わるだろうと思っていた作戦が、地元民兵の根強い抵抗にあい15時間にわたる泥沼の激戦となり、ブラックホークという2機のヘリコプターをもRPGで撃ち落とされ、多くの米兵の命を奪う悲惨な戦いになったという史実をもとにした映画です。
さすがのリドリー・スコット監督映画でものすごく面白いんですが、まあどうしてもアメリカ目線と言いますかね。米軍がコテンパンにやられる様子を描いている映画なのでアメリカ万歳映画とは違うんでしょうけど、中東やアフリカの人がこれをエンタメとしては見られないだろうなあ、という気がする映画ではあります。
映画の中盤で、悲惨な市街戦で追い詰められた米軍は、一度全隊に撤退命令を出して撤退するのですが、残された部隊を救出するために再び戦闘準備に入ります。
そのときに司令官が言ったセリフが
「さあ戦闘準備しろ!あそこに戻ったら生きて帰れない?そんなことは問題じゃない。
No one gets left behind!(誰一人取り残さない)。今できることをやれ!」
なんです(だいぶ端折った意訳ですがw)
そうしてツグミタンの話は延々と続き…
私はただただこの時間が過ぎ去ることだけを祈っていました。
どんなにつらい時間も永遠に続くわけないから…いつか終わりが来るから…
そしてツグミタンは結論を言いました。
ツグミタン「じゃあ、来月までに離婚して証明書を提出すること!それができなければ退職ということで!いいな!」
あんどぅ「わかりました…。」
私はこのとき、こんなにツグミタンが言葉を尽くして説得してくれたにもかかわらず、全く心を動かされていませんでした。
それまで何度もそのインドの奴に「もう離婚しよう。お前みたいなビッチと付き合ってられないんだよ」と言われたものですが、その度に私は「別れない。私が変わるから!」と泣いてお願いしたものです(まあそれが奴の人をコントロールする手口でした)。
そもそも私は夫婦に困難はつきものなのだから小さなことで離婚するわけにはいかない、離婚なんてあり得ないと頭から思い込んでいました。
だから退職するしかないな…と内心思ったのですが、ツグミタンには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
損得勘定なく、純粋に真心から私に口出ししてくれたツグミタン。
他人のことにここまで口出ししてくる人なんて、日本中探してもツグミタンぐらいしかいないだろうと思います。
翌日、私は人事にメールを送りました。
「社長と話して、来月までに離婚届を出さなかったら退職ということになりました。自分の中に離婚という選択肢はありませんから、来月で退職させてください。短い期間で退職することになりまして本当に申し訳ありません。」
そうしてまた夜勤が空白のまま昼間はプログラマの仕事を続けていたのです…
が!!!
本当に不思議なんですけど、それから2ヶ月ぐらいして、ふと
「離婚しようかな」
と思い始めたんです。
それまで絶対に離婚なんてあり得ないと思っていたはずなのに、ツグミタンに言われたことが私の潜在意識の中でフツフツと時間をかけて醸成されていったようなのです。
「そうか、離婚という選択肢もあるのか…!」
と思い始めると、急にどんどんと束縛されない新しい人生が見え始め、もう一刻も待っていられないような気持ちになりました。
すぐにスーツケース1個分の荷物をまとめて夜逃げするように実家に帰りました。
そうして、インドの奴が日本に帰ってくる前に、離婚届を出してしまったんです。
6年も必死で続けた結婚生活のあっけない終わりでした。
本当に不思議なんですが、結局は私を救ってくれたのはツグミタンだったのだと思います。
ツグミタンは多分、私が説得に負けて離婚するだろうと思っていたのではないかと思います。だから退職を知って怒ったかもしれません。
あの会議室の日以来、ツグミタンには会っていないのでわかりませんが…。
もう会うこともないと思いますが、本当にありがとうございました!
もしご縁があったら出してもらった試験代返しますので!!
で~~~!
うわーん!本当にごめんなさい!また0葬と永遠葬の話までいかなかったー!!
0葬と永遠葬のことを知ったとき、その違いってブラックホークダウンのような窮地のときに仲間を助けに行くか行かないかの違いかもしれない、と思ったんです。
(え、じゃあツグミタンの話いらないじゃんw)
詳しくは次回にー!
前回に引き続き、場所はとあるベンチャー企業の会議室。社長のツグミタンが私に数時間に渡る説教を続けています(^_^;)
ツグミタン「ブラックホークダウンという映画を見たことがあるか!?」
ツグミタンはホワイトボードに「no man left behind」と書きました。
誰一人取り残さない…
ツグミタン「見捨てられないっていうのはな、ああいう状況で言っていいんだよ!」
ここでブラックホークダウンという映画について説明しよう!
まあ一言で言うとリドリー・スコット監督の戦争映画です。
1993年にアメリカがソマリアの内戦に介入した際、30分程度で終わるだろうと思っていた作戦が、地元民兵の根強い抵抗にあい15時間にわたる泥沼の激戦となり、ブラックホークという2機のヘリコプターをもRPGで撃ち落とされ、多くの米兵の命を奪う悲惨な戦いになったという史実をもとにした映画です。
さすがのリドリー・スコット監督映画でものすごく面白いんですが、まあどうしてもアメリカ目線と言いますかね。米軍がコテンパンにやられる様子を描いている映画なのでアメリカ万歳映画とは違うんでしょうけど、中東やアフリカの人がこれをエンタメとしては見られないだろうなあ、という気がする映画ではあります。
映画の中盤で、悲惨な市街戦で追い詰められた米軍は、一度全隊に撤退命令を出して撤退するのですが、残された部隊を救出するために再び戦闘準備に入ります。
そのときに司令官が言ったセリフが
「さあ戦闘準備しろ!あそこに戻ったら生きて帰れない?そんなことは問題じゃない。
No one gets left behind!(誰一人取り残さない)。今できることをやれ!」
なんです(だいぶ端折った意訳ですがw)
そうしてツグミタンの話は延々と続き…
私はただただこの時間が過ぎ去ることだけを祈っていました。
どんなにつらい時間も永遠に続くわけないから…いつか終わりが来るから…
そしてツグミタンは結論を言いました。
ツグミタン「じゃあ、来月までに離婚して証明書を提出すること!それができなければ退職ということで!いいな!」
あんどぅ「わかりました…。」
私はこのとき、こんなにツグミタンが言葉を尽くして説得してくれたにもかかわらず、全く心を動かされていませんでした。
それまで何度もそのインドの奴に「もう離婚しよう。お前みたいなビッチと付き合ってられないんだよ」と言われたものですが、その度に私は「別れない。私が変わるから!」と泣いてお願いしたものです(まあそれが奴の人をコントロールする手口でした)。
そもそも私は夫婦に困難はつきものなのだから小さなことで離婚するわけにはいかない、離婚なんてあり得ないと頭から思い込んでいました。
だから退職するしかないな…と内心思ったのですが、ツグミタンには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
損得勘定なく、純粋に真心から私に口出ししてくれたツグミタン。
他人のことにここまで口出ししてくる人なんて、日本中探してもツグミタンぐらいしかいないだろうと思います。
翌日、私は人事にメールを送りました。
「社長と話して、来月までに離婚届を出さなかったら退職ということになりました。自分の中に離婚という選択肢はありませんから、来月で退職させてください。短い期間で退職することになりまして本当に申し訳ありません。」
そうしてまた夜勤が空白のまま昼間はプログラマの仕事を続けていたのです…
が!!!
本当に不思議なんですけど、それから2ヶ月ぐらいして、ふと
「離婚しようかな」
と思い始めたんです。
それまで絶対に離婚なんてあり得ないと思っていたはずなのに、ツグミタンに言われたことが私の潜在意識の中でフツフツと時間をかけて醸成されていったようなのです。
「そうか、離婚という選択肢もあるのか…!」
と思い始めると、急にどんどんと束縛されない新しい人生が見え始め、もう一刻も待っていられないような気持ちになりました。
すぐにスーツケース1個分の荷物をまとめて夜逃げするように実家に帰りました。
そうして、インドの奴が日本に帰ってくる前に、離婚届を出してしまったんです。
6年も必死で続けた結婚生活のあっけない終わりでした。
本当に不思議なんですが、結局は私を救ってくれたのはツグミタンだったのだと思います。
ツグミタンは多分、私が説得に負けて離婚するだろうと思っていたのではないかと思います。だから退職を知って怒ったかもしれません。
あの会議室の日以来、ツグミタンには会っていないのでわかりませんが…。
もう会うこともないと思いますが、本当にありがとうございました!
もしご縁があったら出してもらった試験代返しますので!!
で~~~!
うわーん!本当にごめんなさい!また0葬と永遠葬の話までいかなかったー!!
0葬と永遠葬のことを知ったとき、その違いってブラックホークダウンのような窮地のときに仲間を助けに行くか行かないかの違いかもしれない、と思ったんです。
(え、じゃあツグミタンの話いらないじゃんw)
詳しくは次回にー!