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パワスポ狂騒曲「清正井」は今?
明治神宮ではスッポンのぽん太くん(前記事参照)に会うのが楽しいですが、
その奥にあるのが、パワースポットブームの元祖?ともいえる「清正井(きよまさのいど)」。
最新の様子はこのあと!
ご存知の方も多いと思いますが、ケータイで写真撮って、待ち受け画面にすると運気がUPするといううわさが広がって、話題沸騰となりました。
たしかに、都心で稀な清々しい(すがすがしい)場所で、私もお気に入りの場所ではありますが、なんといいますか、猫も杓子もこぞってとなりますと、なかなか大変な状況になります。
いちおう私も仕事柄、偵察には行ってまして、その様子を遠巻きに観察してました。
2010年6月撮影
写真は平日のもの。土日だともっと激しい行列で、警備の人も大変だったようです。
清らかな湧水を前にして、待ち行列の人たちのイライラが募っているのが感じ取れました。
神社の社殿にお参りするのに比べて、カジュアルといいますか、素が出ちゃうのかもしれません。
また、当時はまだマナーも現在ほど周知されてなく、ソフトバンクの無料サービスみたいな感じで「何かもらえるなら私も」という人もおそらくいたことでしょう。
時は2010年。この場所にいると”宝くじ当たれ””年収1000万の彼氏ほしい””●●合格””楽して儲けたい”その他もろもろ、あらゆる人間の欲望がぎゅ~っと濃縮されて、そこに”早くしろ””何回写真撮ってんだ””もう疲れた”といったマイナスの感情も加わって……、
鈍感な私でも、辺りになにかドス黒い煩悩の気煙が立つような気がして、息苦しくなったものでした。こ、濃ゆい……。
つまり、ここは都内でも最悪の「ボンノースポット」と化していたのでした。
しかし、あれから少しずつ、あちこちの神社さんや一部マスコミさんも、マナーのことや大人としてのふるまい、敬いの心などを知らせるようにされましたよね。
毎年定点観察していると、年を経るごとに狂乱ぶりも落ち着いてきて、現在はこんな感じです。
2018年6月21日撮影。日本人は私と警備員さんだけ
来ていたのは中国系の女の子たち。清流に目をみはっていると、
警備員さんが
「ここで写真、ほら、テイクピクチャー!」
と、警備員さんが自ら促しているという、ほほえましい光景。
雑談できるほどなごやかな雰囲気があたりを包んでいて、もとの清らかな空間が戻りつつあるようです。
ただ、警備員さんに聞いてみると、土日の混雑はかなりのもので、まだまだ警備が必要みたいです。
清正井は、神仏を祀る場所ではありませんが、都内でも稀な清浄な場所として注目されたと思います(じつは別スポットとの方角的な位置取りも意味あるようなんですが、それはまた今度)。
気分が落ち着いて、とても心地よい場所であることは確かですから、温泉のような効能(ご利益)を期待するより、ああ心地よいなあ~と感じるだけで、それで充分なんじゃないかな~と、私なんか思うんですけど、いかがですかね。
この場所の心地よさをみんなで分け合って楽しみたいものですね。
掃除されたのか、木桶全体を覆っていた苔が無くなっていました
参考:「清正井」明治神宮サイト
http://www.meijijingu.or.jp/midokoro/3.html
---おしらせ---
宮澤やすみの”仏像バンド”夏のライブ開催
【The Buttzの「NIPPON夏祭り」】
8月3日(金)18:30開場 19:00開演
宮澤の出演は最後です
相撲、昭和オペラ、そして仏像!
和モノ好きなバンドが集まる夏のイベントです。
●会場 喫茶・軽食グリーンアップル(東京・高円寺)
●料金 2500円+1オーダー
●出演
宮澤やすみ and The Buttz(仏像)
三上ナミと謎カンパニー(昭和)
THE PARTYS(相撲)
●詳細
http://yasumimiyazawa.com/buttz/summerfest.html
その奥にあるのが、パワースポットブームの元祖?ともいえる「清正井(きよまさのいど)」。
最新の様子はこのあと!
ご存知の方も多いと思いますが、ケータイで写真撮って、待ち受け画面にすると運気がUPするといううわさが広がって、話題沸騰となりました。
たしかに、都心で稀な清々しい(すがすがしい)場所で、私もお気に入りの場所ではありますが、なんといいますか、猫も杓子もこぞってとなりますと、なかなか大変な状況になります。
いちおう私も仕事柄、偵察には行ってまして、その様子を遠巻きに観察してました。
2010年6月撮影
写真は平日のもの。土日だともっと激しい行列で、警備の人も大変だったようです。
清らかな湧水を前にして、待ち行列の人たちのイライラが募っているのが感じ取れました。
神社の社殿にお参りするのに比べて、カジュアルといいますか、素が出ちゃうのかもしれません。
また、当時はまだマナーも現在ほど周知されてなく、ソフトバンクの無料サービスみたいな感じで「何かもらえるなら私も」という人もおそらくいたことでしょう。
時は2010年。この場所にいると”宝くじ当たれ””年収1000万の彼氏ほしい””●●合格””楽して儲けたい”その他もろもろ、あらゆる人間の欲望がぎゅ~っと濃縮されて、そこに”早くしろ””何回写真撮ってんだ””もう疲れた”といったマイナスの感情も加わって……、
鈍感な私でも、辺りになにかドス黒い煩悩の気煙が立つような気がして、息苦しくなったものでした。こ、濃ゆい……。
つまり、ここは都内でも最悪の「ボンノースポット」と化していたのでした。
しかし、あれから少しずつ、あちこちの神社さんや一部マスコミさんも、マナーのことや大人としてのふるまい、敬いの心などを知らせるようにされましたよね。
毎年定点観察していると、年を経るごとに狂乱ぶりも落ち着いてきて、現在はこんな感じです。
2018年6月21日撮影。日本人は私と警備員さんだけ
来ていたのは中国系の女の子たち。清流に目をみはっていると、
警備員さんが
「ここで写真、ほら、テイクピクチャー!」
と、警備員さんが自ら促しているという、ほほえましい光景。
雑談できるほどなごやかな雰囲気があたりを包んでいて、もとの清らかな空間が戻りつつあるようです。
ただ、警備員さんに聞いてみると、土日の混雑はかなりのもので、まだまだ警備が必要みたいです。
清正井は、神仏を祀る場所ではありませんが、都内でも稀な清浄な場所として注目されたと思います(じつは別スポットとの方角的な位置取りも意味あるようなんですが、それはまた今度)。
気分が落ち着いて、とても心地よい場所であることは確かですから、温泉のような効能(ご利益)を期待するより、ああ心地よいなあ~と感じるだけで、それで充分なんじゃないかな~と、私なんか思うんですけど、いかがですかね。
この場所の心地よさをみんなで分け合って楽しみたいものですね。
掃除されたのか、木桶全体を覆っていた苔が無くなっていました
参考:「清正井」明治神宮サイト
http://www.meijijingu.or.jp/midokoro/3.html
---おしらせ---
宮澤やすみの”仏像バンド”夏のライブ開催
【The Buttzの「NIPPON夏祭り」】
8月3日(金)18:30開場 19:00開演
宮澤の出演は最後です
相撲、昭和オペラ、そして仏像!
和モノ好きなバンドが集まる夏のイベントです。
●会場 喫茶・軽食グリーンアップル(東京・高円寺)
●料金 2500円+1オーダー
●出演
宮澤やすみ and The Buttz(仏像)
三上ナミと謎カンパニー(昭和)
THE PARTYS(相撲)
●詳細
http://yasumimiyazawa.com/buttz/summerfest.html