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温泉寺もあれば神社もあります

前記事では、有馬温泉の温泉寺をご紹介しましたが、神社もあります。
名前は「湯泉神社(とうせんじんじゃ)」。
前記事の温泉寺から脇の長~い石段を上ると境内がありまして、奥に社殿があります。


鳥居の額には「温泉守護神」とあります

主祭神は、
大己貴命(オオナムチノミコト)
少彦名命(スクナヒコナノミコト)
です。この二柱の神は、「薬祖神」といって、医薬にまつわる神の代表格として各地に祀られています。
さらに、温泉の神でもあるのだそうですが、有馬温泉にも伝承がありまして、
なんでも、このお二方が国創りで活動していたころ、傷ついた三羽のカラスが赤い色をした湯に浸かって傷を治すのを見たのが有馬温泉の発見なのだそうです。

有馬温泉は、金泉と銀泉という二種類の湯がありますが、金泉のほうは土色のにごり湯なんですよね。これを赤い湯と言っているのでしょうか。


広い境内の奥にある社殿

有馬温泉は、舒明天皇も訪れた記録があるという、すごく古い歴史がありまして、湯泉神社も平安期の『延喜式』にはすでに社名が載っています。
いつの頃からか、スクナヒコナは薬師如来と習合して、温泉寺が建立。医薬の神&仏の「2大巨頭」が揃います。
湯泉神社と温泉寺の両方がこの地を守ってきたのですね。


こちらは温泉寺の本堂

こんなふうに、歴史ある温泉地には、温泉寺や温泉神社があるようです。

たとえば、
関東地方だと、日光には温泉神社も温泉寺(輪王寺の別院)もあるし、
熱海にも湯前神社と温泉寺がある。
有馬の北方、城崎温泉には温泉寺、
愛媛の道後温泉には湯神社、
別府温泉にも温泉神社、
などなど、ほかにも各地にたくさんあるようですね。

だいたい、お寺の本尊は薬師如来か、たまに十一面観音菩薩。
神社はオオナムチとスクナヒコナのコンビを中心に、ほかの祭神が合祀されています。

昔の人は、温泉の効能を、神仏の現世利益に結び付けていたわけですね。
もしくは逆に、神仏のご利益を温泉に結び付けることで、温泉の宣伝効果もあったことでしょう。
現代のパワースポットブームと、あまり変わらない図式ですね。

有馬温泉に限らず、温泉と寺社の結びつきにどういう歴史があるのか、気になります。
こうなると、温泉にまつわる寺社をめぐる取材とか、してみたいですね~
題して、
「宮澤やすみの ぶらり温泉寺社めぐり」(笑)

取材するたびに、温泉に入って、近隣の料理屋や地酒も取材して……そんなお仕事、いいですね~(笑)
イヤイヤもちろん、メインは寺社ですよ! 観光気分で行こうなんて気は毛頭ございません(いや少しあるかも…)。

メディアの皆様、この企画いかがでしょうか? ロケでも執筆でも。
一生懸命「お仕事」しますよ!


有馬温泉名物の「有馬サイダー てっぽう水」

---おしらせ---

宮澤やすみの”仏像バンド”夏のライブ開催
【The Buttzの「NIPPON夏祭り」】
8月3日(金)18:30開場 19:00開演

宮澤のバンド、ザ・ブッツは、「寄木造」というタイトルの新曲を披露します!

相撲、昭和歌謡、そして仏像!
和モノ好きなバンドが集まる夏のイベントです。

●会場 喫茶・軽食グリーンアップル(東京・高円寺)
●料金 2500円+1オーダー

●出演
宮澤やすみ and The Buttz(仏像)
三上ナミと謎カンパニー(昭和)
THE PARTYS(相撲)

●詳細
http://yasumimiyazawa.com/buttz/summerfest.html