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第三部 連載30回目 「丹田」に意識をおさめよう!(その3)



「吸って」、「吐く」……ではなく、「吐いて」、「吸う」。

まずはこの呼吸の仕方に慣れることが、丹田に意識をおさめる第一歩です。



ちゃんと吐き切ることさえできれば、吸う息は、ごく自然に生じてきます。

からだの自然なはたらきに、自分をゆだねてしまいましょう。



「吐いて」、「吸う」

「吐いて」、「吸う」

「吐いて」、「吸う」



この本来的な呼吸のあり方にからだを慣らしたら……

次は、いよいよ、丹田まで意識を降ろしていきます。



やり方は非常にシンプルです。



まずは、椅子やソファーにゆったりと腰掛けてください。

骨のかたちに沿わせるようにして、腰の位置を決めたら、

その上に背骨をひとつひとつ積み上げるようにして、上半身を整えていってください。

背筋は、ごく自然に伸ばして……

両腕は、好きなところに置いておいてください。



次に、ご自身の胴体の最下部、いちばん下の部分を意識してみてください。

胴体のいちばん下、「会陰(えいん)」と呼ばれているあたりですね。

会陰にふっと気を向けたら、そのままの状態で、今度は、あたまのてっぺんに意識を持っていてください。

(会陰になんとなく気を向けておきながら、同時に、意識はあたまのてっぺんにある、という状態です。)



次に、鼻から、ごく自然に息を吐いていきます。

息を吐いたら、吐いた分だけ、あたまのてっぺんから、からだの内側を通って、

意識が、少しずつ、下の方に降りていくとイメージしてみてください。



鼻で、ごく自然に息を吐いて……。

息を吐いたら、吐いた分だけ、意識が、からだの内側を通って、下の方に降りていく……。



意識が降りていくにしたがって、上の方から順に、

自分がどんどん空っぽになって、どんどん透明になっていくようなイメージを持ってみてください。



あたまのてっぺんから、眉間のあたりまで意識が降りてきたときに、ごく自然に、息を吐き切るということが起きて、

それと同時に、鼻から、新鮮な空気が流れ込んでくるのが感じられるかと思います。

流れ込んできた新鮮な空気が、心地よく全身を巡っていくのをイメージして……

ふたたび、鼻から、息を吐いていきます。



息を吐いたら、吐いた分だけ、また、ゆっくりと、意識が下の方に降りていきます。

からだの内側を通って、意識が、ゆっくりと降りていきます。



眉間のあたりから、今度は、鼻の下のあたりまで意識が降りてきたら、

自然に息を吐き切る、ということが起きます。

と同時に、鼻からごく自然に流れ込んでくる新鮮な空気が

心地よく全身を巡っていくのをイメージし……

ふたたび、鼻から、息を吐き、吐いた分だけ、また、ゆっくり、意識が下の方に降りていく……。



こんな風に、一息ごとに少しずつ、意識を下の方に降ろしていくことを繰り返してみてください。



今回は、ここまで。

次は、いよいよ、丹田に意識をおさめる方法の総仕上げです!



次回へ続きます!



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