お問い合せ

営業時間:10:00~17:00 定休日:土日祝日

  • x
  • facebook
  • instagram
公式オンラインストア
お問合わせ メニュー
公式オンラインストア

第三部 連載30回目 「丹田」に意識をおさめよう!(その3)



「吸って」、「吐く」……ではなく、「吐いて」、「吸う」。

まずはこの呼吸の仕方に慣れることが、丹田に意識をおさめる第一歩です。



ちゃんと吐き切ることさえできれば、吸う息は、ごく自然に生じてきます。

からだの自然なはたらきに、自分をゆだねてしまいましょう。



「吐いて」、「吸う」

「吐いて」、「吸う」

「吐いて」、「吸う」



この本来的な呼吸のあり方にからだを慣らしたら……

次は、いよいよ、丹田まで意識を降ろしていきます。



やり方は非常にシンプルです。



まずは、椅子やソファーにゆったりと腰掛けてください。

骨のかたちに沿わせるようにして、腰の位置を決めたら、

その上に背骨をひとつひとつ積み上げるようにして、上半身を整えていってください。

背筋は、ごく自然に伸ばして……

両腕は、好きなところに置いておいてください。



次に、ご自身の胴体の最下部、いちばん下の部分を意識してみてください。

胴体のいちばん下、「会陰(えいん)」と呼ばれているあたりですね。

会陰にふっと気を向けたら、そのままの状態で、今度は、あたまのてっぺんに意識を持っていてください。

(会陰になんとなく気を向けておきながら、同時に、意識はあたまのてっぺんにある、という状態です。)



次に、鼻から、ごく自然に息を吐いていきます。

息を吐いたら、吐いた分だけ、あたまのてっぺんから、からだの内側を通って、

意識が、少しずつ、下の方に降りていくとイメージしてみてください。



鼻で、ごく自然に息を吐いて……。

息を吐いたら、吐いた分だけ、意識が、からだの内側を通って、下の方に降りていく……。



意識が降りていくにしたがって、上の方から順に、

自分がどんどん空っぽになって、どんどん透明になっていくようなイメージを持ってみてください。



あたまのてっぺんから、眉間のあたりまで意識が降りてきたときに、ごく自然に、息を吐き切るということが起きて、

それと同時に、鼻から、新鮮な空気が流れ込んでくるのが感じられるかと思います。

流れ込んできた新鮮な空気が、心地よく全身を巡っていくのをイメージして……

ふたたび、鼻から、息を吐いていきます。



息を吐いたら、吐いた分だけ、また、ゆっくりと、意識が下の方に降りていきます。

からだの内側を通って、意識が、ゆっくりと降りていきます。



眉間のあたりから、今度は、鼻の下のあたりまで意識が降りてきたら、

自然に息を吐き切る、ということが起きます。

と同時に、鼻からごく自然に流れ込んでくる新鮮な空気が

心地よく全身を巡っていくのをイメージし……

ふたたび、鼻から、息を吐き、吐いた分だけ、また、ゆっくり、意識が下の方に降りていく……。



こんな風に、一息ごとに少しずつ、意識を下の方に降ろしていくことを繰り返してみてください。



今回は、ここまで。

次は、いよいよ、丹田に意識をおさめる方法の総仕上げです!



次回へ続きます!



※毎朝6時よりツイキャスにて「ラジオ瞑想」という番組を生配信しています。
 こちらのコラムで書いているような内容(「さとり」を体感する道)を、「瞑想」というかたちでシェアしています。
 登録不要、無料でお聞きいただけます。どなたさまも、お気軽にご参加くださいね。

  ラジオ瞑想
  毎朝6:00-6:30
  https://ssl.twitcasting.tv/haruko_koide