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- 小出遥子のさとり探究記
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第三部 連載33回目 すべてを、ただ、眺めよう!(その2)
前回 、みなさんには、
丹田でゆったりと呼吸を繰り返して、自分という意識を外側にどんどん広げていき、
その状態で、世界のすべてを「ただ、眺める」というところまでやっていただきました。
ところで、前回、私は、こんなことを書きました。
「自分の内側に、どんな思考、どんな感情、どんな感覚が湧き起こっていても、
自分の外側に、どんな出来事が起こっていても、
大空に浮かぶ雲のかたちが刻一刻と変化していく様子を眺めるときのような気分で、
すべて、ただ、ゆったりと、眺めていてください。」
「自分の内側」とか、「自分の外側」とか……
説明をするには、どうしてもこんな言い方になってしまうのですが、
実は、この段階まで来ると、このことばもしっくりこなくなってきます。
ここまで来ると、もはや、
「丹田」と、「自分(という意識)」と、「世界(あるいは宇宙)」というものが、
完全に「ひとつ」のものとして存在しているということが、理屈を超えて、理解されいるはずだからです。
はじめは、自分のからだの中に丹田があると感じていた。
けれど、ほんとうのところ、
大きな大きな丹田の中に、
自分をも含めた世界のすべてが、すっぽりとおさまっているのだと……。
自分の中に丹田があるのではなく、
丹田の中に、自分をも含めた世界のすべてが「ただ、ある」のだと……。
そんな感覚が、生じているはずです。
こうして、ことばにすると非常にナンセンスに聞こえるかもしれませんが、
どうか、頭だけで理解しようとせずに、
丹田を中心に、からだまるごとで、ただ、感じてみてください。
文字通り、「腑に落ちる」感覚があると思いますよ。
次回へ続きます!
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