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- 小出遥子のさとり探究記
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第三部 連載43回目 ここには「いま」しか存在しない (その2)
![](https://www.butuzou-world.com/wp-content/uploads/2019/04/736272a8f48bfed70bb99687e7806d8d.jpg)
みなさん、こんにちは!
前回のコラムの最後に、
“どんなときでも、あっという間に「いま」に着地できる、魔法のようなワークがあるのです”
と書きました。
若干、大風呂敷広げた感がありますが……(笑) とりあえず、やり方を解説します。
ここには、「いま」しか存在しない。
「過去」も「未来」も空想の産物。そこに実体はない。
……それをあたまでは理解していても、
なかなか「おなか」まで、その真実が落ちていかない。
そんなときでも、焦らず、地道に、愚直に、着実に、「さとり」を体感するワークを実践してくのが、
結局は、いちばんの「近道」になるのですが、
そんな悠長なことは言っていられない! いますぐに「いま」に落ち着きたいんだ!
そう叫びたくなることは、たくさんありますよね。
そんなときは、「ことば」の力を使って、「いま」に着地してしまいましょう。
やり方はとっても簡単。
過去の後悔にのみ込まれている自分に気づいたら、その瞬間に、
「私は、いま、過去の後悔に、のみ込まれている!」
と、声に出して言ってしまうんです!
すると、あら不思議、あっという間に「いま」に戻ってこられます(笑)。
未来の不安に怯えている自分に気づいたときも、その瞬間に、
「私は、いま、未来の不安に怯えている!」
と、声に出して言ってしまいましょう!
ポイントは、「いま」という二文字に力点を置いて宣言すること。
それだけです。
ね、ものすご〜く簡単でしょ?(笑)
私たちは、どうあっても、「いま」を生きることしかできないのです。
過去の後悔にのみ込まれていても、未来の不安に怯えていても、
それが起こっているのは「いま」でしかない。
私たちは、「いま」からはみ出すことはできないんです。
逆に言えば、私たちは、いつだって、「いま」という名の、
仏さまの、やわらかい手のひらの上に、遊ばせてもらっているのだということ。
それに気づけば、その瞬間から気持ちが落ち着いてきて、呼吸も深くなり、見える世界が明るくなっていきますよ。
「いま」に落ち着きたいのに落ち着けない。そんなときは、ぜひ試してみてくださいね。
次回へ続きます!
※毎朝6時よりツイキャスにて「ラジオ瞑想」という番組を生配信しています。
こちらのコラムで書いているような内容(「さとり」を体感する道)を、「瞑想」というかたちでシェアしています。
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