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- 小出遥子のさとり探究記
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第三部 連載44回目 「こころ」の新定義(その1)
みなさん、こんにちは!
「さとり」を実感するワークの実践は順調ですか?
ところで、これまで、私は、この連載の中で、
「意識をおなか(丹田)におさめましょう!」と、何度もお伝えしてきました。
しかし、ある時、ふと反省の気持ちが湧いてきたのです……。
「意識」ということばをここで使うのは、ほんとうに適切だったのかな? と……。
これまで、なんとなく、このことばを使い続けてきてしまいましたが、
もしかしたら、もっとピッタリくることばが見つかるかもしれない……。
そう考えて、あらためて、丁寧に自分の体感を探っていたところ、
「意識」に代わることばが出てきました。
それは、「こころ」。
「意識をおなか(丹田)におさめる」という表現よりも、
「こころをおなか(丹田)におさめる」という表現の方が、このワークの文脈では、しっくりくるなあ、と。
ということで、ほんとうにいまさらすぎて、ワークの実践者さんには申し訳ない限りなのですが、
今回から、こちらの表現を使わせていただくことにします。
……とは言え。
「こころ」というのも、あまりにも曖昧で、定義の決まっていないことばですよね?
ひとまず辞書を引いてみると……
1 人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの。また、働きそのものをひっくるめていう。精神。心情。
㋐偽りや飾りのない本当の気持ち。本心。「心が顔に現れる」「心から感謝する」「心にもないほめ言葉」「口と心の違う人」
㋑身についた感じ方や考え方の傾向。性分。性根。「生まれついての心は変わらない」「ねじけた心」「心を入れ替える」
㋒物事について考え、判断する働き。考え。思慮。分別。「心を決めたら迷わず進む」「会社再建に心を砕く」
㋓他人の状況を察していたわる気持ち。思いやり。情け。人情味。「心のこもった贈り物」「心をこめて編んだセーター」
㋔あることをしようとする気持ち。意志。「やるしかないと心を決める」「行こうという心が起こらない」
㋕物事に対する関心や興味。「遊びに心を奪われる」
㋖自分と異なるものを認め受け入れる余裕。度量。「広い心の持ち主」「心の狭い人」
㋗物事の美しさやおもしろさのわかる感覚。風流心。「詩の心にふれる」「美を求める心」
㋘覚えていること。記憶。「心に深く刻まれた痛み」「心に残る名演技」
㋙気をつけること。注意。留意。「心が行き届く」「隅々にまで心を配る」
デジタル大辞泉より一部抜粋 https://dictionary.goo.ne.jp/jn/77985/meaning/m0u/
……うーん、読んでいるだけで目が回ってきますね。
ということで、「こころ」ということばがなにを指すのか、
ここで、思い切って定めてしまいたいと思います!(笑)
(もちろん「さとり」を体感するワークの中だけでの定義で、
一般的な「こころ」ということばの意味まで変えようだなんて大それたことは考えておりませんのでご安心を!)
ここにおいては、「こころ」ということばを、
「思考・感情・感覚の中心点」
を指すものとして使っていきたいと思います。
詳しいことは、また次回、図解入りで解説いたしますね。
もう少々お待ちください!
次回へ続きます!
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