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「はくたく」-うどんの元祖は奈良にあり?

しばらく重たい記事(?)が続いたので、今回は軽めの記事で、おうどんのお話。

日本でのうどんの起源は諸説ありまして、おおむね空海などの留学僧が遣唐使船で持ち帰ったのが起源と言われます。

で、こちらの写真ですけど、奈良の春日大社の2016年式年造替記念でいただいたもので、「餺飥(はくたく)」といいます。


巫女の装束をイメージしたパッケージ

このパッケージの説明によると、989年、藤原実資の『小右記』に、天皇の春日詣での際に餺飥を食べたという記録があるそうです。

名古屋のきしめんよりさらに太い、平打ちの麺。
ゆでるとぷるんぷるんした感触になりました。

材料を見たら、山芋の粉や葛のデンプンも入っている。だからぷるぷる食感なんですね。

同封のあご出汁パックでおつゆを作って、お昼に食べました。

自宅だと生活感まる出しで、朝廷に仕える貴族のようにはいかないけれど(笑)
飲みすぎた翌日のお昼にちょうどいい感じの、やさし~いお味でした。


だいぶ幅広の麺でした


小麦を練って作る、いわゆる麺は中国・唐から渡ってきて、福岡うどん、さぬきうどんなどになりますが、奈良では三輪そうめんが有名。そうめんの元祖は索餅(さくべい)といって七夕の節句に食べたそう。
この餺飥も、三輪の業者さんが作ってるので、ふだんはそうめん作りをしているのでしょうかね。
初めての餺飥でしたが、コレなかなかおいしいですね。また機会があったら食べたいと思います!

(参考)
奈良の食文化研究会HP
”うどんのルーツ「はくたく」を再現”
http://nara-shokubunka.jp/new_yamato/045.html