2020東京Butsuシーンは　古代史が熱い

”古代の貴重な国宝仏が続々と東京へ－－”
神仏研究家・音楽家の宮澤やすみが、仏像とその周辺をブツブツ語る連載エッセイ。

こんにちは、年末年始は体調を崩し、帰省せずに都内の自宅で静かにしていた宮澤やすみです。まあおかげで普段聴いてないレコードかけたり良い時間が過ごせました。

そんなわけで、あけましておめでとうございます。

令和２年も仏像ファンの皆様は今年もあちこち行かれると思いますが、東京ではさまざまな仏像展が開かれます。
とくに、古代の貴重な国宝仏が続々と東京へ。
まず最初は、仏像のみならず、弥生～古墳～飛鳥にまたがる、日本古代史総ざらいの展示がいきなり始まります。

そして法隆寺の百済観音、さらに現時点で未発表ながら夏には聖林寺の十一面さんがついに！

おらワクワクすっぞ！
と、野沢雅子のモノマネをするアイデンティティ田島の声が脳内に響きます（野沢雅子本人でもいいんだけど）。
ともかく、これは本当に楽しみですね。


百済観音をイメージした、イスム仏像

できるかぎり取材して、ここでレポートしたいと思います。
そして、これに関する仏像ソングも、懲りずにアップするつもりですのでね、どなた様も懲りずにお付き合いください。

ざっと情報まとめると、以下のとおりです。

１．
日本書紀成立1300年　特別展「出雲と大和」
2020年1月15日（水）－3月8日（日）
東京国立博物館 平成館
https://izumo-yamato2020.jp/

２．
特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」
東京国立博物館 本館 特別4室・特別5室
2020年3月13日(金)～5月10日(日)

３．
特別展「聖林寺十一面観音菩薩像と三輪山信仰」（仮称）
東京国立博物館（詳細未発表）
2020年6月16日(火)～8月31日(月)（予定）

それでは、今年も皆々様におかれましては良い仏像ライフをお過ごしください！

---おしらせ---
■本コラム著者・宮澤やすみ登壇

社会人講座
【カミとホトケで読み解く日本史の闇】
古代〜中世、神仏の光と闇

2020年1月15日（水）～全4回
19:00～20:30
早稲田大学エクステンションセンター中野校

歴史の背後に神仏あり。仏像や寺社がなぜ必要とされたのか? 日本の仏と神を、古代国家運営に欠かせない呪術装置ととらえ、古代〜中世の時代観を深読みします。

詳細はWEBサイト
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/48428/

■本コラム筆者・宮澤やすみ出演

2020年1月19日（日）18:30開演
【新春カールモール寄席】
新宿の老舗ライブサロンで、漫談に弾き語りに活弁、小唄！
詳細：
http://karlmohl.net/event-schedule/