東京・表参道イスムに行ってきました

都心の表参道駅界隈は、ブランドショップやおしゃれな店が並ぶ、シャレオツスポットですが、同時に仏像スポットでもあります。
というのは、イスム表参道店があるからです。


フィギュアと言うのは精巧すぎる小さな仏像がずらり

新刊『仏像の光と闇』で写真協力いただいたこともあり、表敬訪問してきました。
イスム（正式表記イＳム）は、仏像ワールドさんの姉妹ブランド。
仏像ワールドとのちがいは、各地の国宝や文化財の有名仏像をモデルに、精巧に似せて（完全なコピーではなく、仕上がりサイズに応じてアレンジされているところがミソ）作られている点にあります。

お店に入ると、旅で見た、図録で見た、博物館で見たあの名仏像たちがずらり。
まさに「ブツ欲」満たされる、シアワセな空間でなんですよね。

仏像ラインナップもちょくちょく変わるのですが、こちらの弥勒さんは初めてみました。
飛鳥時代の秘仏を模して造られていて、この、手のひらで包めてしまうような小ささがカワイイです。


子供のような弥勒さんと、奥にはアフロ仏。どちらもカワイイ系人気仏

手に取って見るのもＯＫなんですけど、やっぱりね、ポーズをマネしちゃうわけですよ。


思惟ポーズ、やっちゃうよね

表には、こんな現代アートのオブジェ的なアフロ仏「五劫思惟阿弥陀」クンもいます。


ポップなアフロ仏！誰も「五劫思惟阿弥陀」と言わないけど(笑)

ちなみに、この子（完全に子ども扱いゴメン）の意味合いが気になる人は、この連載の過去記事をどうぞ。

『仏像の光と闇』で主役級の扱いで紹介しているのが、重要な仏像「不空羂索観音」。
最近イスムでも登場しました。実物初めて見たけど重厚感あってかっこいいですね～！


天平の息吹を感じる精巧な仏像フィギュア

お店の上のフロアは仏像ワールドのラインナップ。仏師による木彫の仏像が並びます。


現代仏師の技と心を堪能

都心の喧騒に疲れたら、ここで静かに過ごすのもいいですね。
最近はお茶の販売も始めたそうなので、それに合わせてお菓子も造ればいいのに、なんて勝手なことを思いついちゃうわけです。

仏像そのものだと、かじりつくのがちょっとアレなんで、持物をお菓子にするとかどうでしょう。
毘沙門天がもつ三叉戟をかたどったチョコレートとか。密教法具の三鈷杵、五鈷杵もチョコにできそうですね。
和菓子系なら、如意宝珠まんじゅうなんか最高。仏像を愛でながら食べたいです。
もし実現したら、表参道に「仏像カフェ」ができますね！
イスムの社長さん、この企画どうですかどうですか！

とまあ、ずらり並ぶ仏像を前に夢が広がる空間なのでした。

今回出版したぼくの新刊『仏像の光と闇』では、イスムさんの仏像写真もたくさん載っています。
精巧な出来栄えは資料写真としても価値あるものです。


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宮澤やすみ・著『仏像の光と闇』水王舎・刊

---おしらせ---

本コラム著者・宮澤やすみ出演

”仏像バンド”ザ・ブッツと行く
【目黒寺社さんぽ＆フラワーパーティ】
目黒は江戸の裏鬼門。
謎めく仏像スポット・目黒の秘仏を特別に拝観します。
さらに「花祭り」ならぬ「フラワーパーティ」で仏像ファンの
交流も。The Buttzのブツトーク＆ライブで盛り上がりましょう。

4月6日（土）14時集合
詳細は、
↓
http://yasumimiyazawa.com/buttz/flowerparty.html