

財宝を生み出し人々に福徳を授ける仏
語源は「宝よりうまれたもの」を意味し、財宝を生み出し人々に福徳を授けるといわれています。一切の垣根を取り払い、あらゆる全ての現象・事物を平等に観るという意味で「平等性智(びょうどうしょうち)」と呼ばれる智慧を具現化した仏です。
密教における大日如来の5つの智慧を表す五智如来の一尊です。
病気治癒、無病息災、滅罪の功徳があるとされています。
左手は衣服の端を握り、右手は手の掌を前に向けて下げる与願印(よがんいん)を結んでいます。願いを聞き入れ、望むものを与えようとする身振りを表しています。宝生如来の単独の造像はほとんどありません。
・京都府:東寺
・奈良県:唐招提寺
・大阪府:歓心寺
オン・アラタンノウ・サンバンバ・タラク