第三部 連載31回目 「丹田」に意識をおさめよう!(その4)
前回 、ひと息ごとに、ゆっくり、意識を下の方に降ろしていくやり方をご説明しました。 会陰(胴体の下のあたり)を意識しながら、吐く息とともに、あたまのてっぺんから、少しずつ、意識を下の方に降ろしていって…… 胴体を通過させ …続きを読む
1984年生まれ。「TANDENメソッド」発案・指導者。文筆家。著書に『教えて、お坊さん!「さとり」ってなんですか』(KADOKAWA)など。
https://koideharuko.com
挿絵 にっひ:仏イラストレーター、消しゴム仏はんこ作家。著書に「消しゴムはんこの仏さま」(日貿出版社)がある。
http://nihhi.jp
前回 、ひと息ごとに、ゆっくり、意識を下の方に降ろしていくやり方をご説明しました。 会陰(胴体の下のあたり)を意識しながら、吐く息とともに、あたまのてっぺんから、少しずつ、意識を下の方に降ろしていって…… 胴体を通過させ …続きを読む
「吸って」、「吐く」……ではなく、「吐いて」、「吸う」。 まずはこの呼吸の仕方に慣れることが、丹田に意識をおさめる第一歩です。 ちゃんと吐き切ることさえできれば、吸う息は、ごく自然に生じてきます。 からだの自然なはたらき …続きを読む
下腹部、いわゆる「丹田」と呼ばれるところに意識がおさまっていること。 それが、「さとり」を体感する第一条件です。 とは言え、どうやって丹田に意識をおさめればいいの……? そう簡単に、丹田に意識をおさめることなんかできない …続きを読む
前回、「さとり」のヒントは、仏さま(如来さま)のお姿にあり! 「どっしり感」と、「すべてを、ただ、眺める目」のふたつがポイントです! ……というようなことを書きました。 非常にシンプルなお話です。 このふたつのポイン …続きを読む
さて、今回から本腰を入れて、「さとり」という世界観を、 こころとからだまるごとで生きていくためのコツをお届けしようと思うのですが……。 そもそも、「さとり」って、なんなんですかね……? という問いに対する答えは、これまで …続きを読む
「仏像ワールド」をご覧のみなさま、新年あけましておめでとうございます。 お正月、いかがお過ごしでしょうか。 さて、無事に年もあらたまったところで、この連載も心機一転! 第三部のスタートです! 第一部「さとり探求編」、第二 …続きを読む
不生不滅、不垢不浄、不増不減…… 言わずと知れた、「般若心経」の一節です。 私は、般若心経の中で、この部分がとくに好きです。 生まれもぜず、滅しもせず、 汚れもせず、清らかになりもせず、 増えもせず、減りもせず、 ただ、 …続きを読む
さとり「探求」を終え、さとり「探究」に進んだ私が最初にしたことは、 それまで毎日欠かさず続けていた坐禅、瞑想をやめることでした。 坐禅中、瞑想中に味わう世界観を、日常の中でもごく自然に体感していきたい! そう願うようにな …続きを読む
どんなにたのしく、うきうき、わくわくするような夢でも、夢は夢です。 逆に、どんなにつらく、せつなく、いたたまれなくなるような夢でも、やっぱり夢は夢なのです。 「人生は夢のようなもの」って、割とよく聞くセリフですが、 これ …続きを読む
泥のなかから 蓮が咲く。 それをするのは 蓮じゃない。 卵のなかから 鶏(とり)が出る。 それをするのは 鶏じゃない。 それに私は 気がついた。 それも私の せいじゃない。 (金子みすゞ 「蓮と鶏」) 数年前にはじめてこ …続きを読む